第56回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第56回例会を1月18日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年1月18日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(徹)、河崎、國友、小林(弘)、佐藤(俊)、篠原夫妻、末次、冨平、早川、村木、計13名(50音順・敬称略)

平成26(2014)年1月にスタート、6年目を迎えたこの日、「今年もよろしく!」と13名が元気な顔を揃えた。新年はやはり本場のワインでというのか、集まったワインはフランス7本、イタリア2本、ドイツ1本とヨーロッパワインが大勢を占め、ニューワールド(オーストラリア)産が1本、国産・日本ワインはゼロという会としては珍しいワインの集まりとなった。参加者が思い思いに持ち寄るワインを飲むのが会のやり方とあって、毎回どんなワインが集まるかが参加者の楽しみだが、「高級ワインも飲みたいな!」の声に応えて新年の例会は会で準備した「高級ワイン」を味わうのが恒例となっている。

昨年を振り返って「収支決算」

さあ今年も頑張りましょう、「カンパイ!」

例年この高級ワイン選びを頼んでいた山本さんがこの日欠席とあって、今回は河崎さんが選んだ高級ワインで乾杯して今年をスタートすることにした。乾杯発声は「Q」カードを引いた國友さん。「今年もまた元気に過ごしましょう!」との声に合わせて威勢よく杯を上げた。
さて、乾杯をした「高級ワイン」とは? フランス・ブルゴーニュの「シャサーニュ・モンラッシェ・グラン・クリュ」。「モンラッシェ」といえばブルゴーニュ地方の有名な畑。「白ワインの聖地」ともいわれる同地方屈指のシャルドネ種100%の辛口白ワインを思い思いに味わった。

先輩達がお休みの今日は、いろいろ苦労があります

さて、いつものとおりどれから飲もうかと頭を悩ますソムリエ役。まずは、この日唯一のニューワールド・オーストラリア産のワインから。オーストラリア通の参加者たちの豪州談義をはじめ歓談が続くうちに次々とボトルの栓が抜かれていく。今回も活躍したのが前回登場のワインオープナー、「これは便利だ」と開栓を楽しむソムリエ役の二人。
白ワインが暫く続いて赤ワインに移っていく。注目はリパッソ製法で造られたイタリアの赤ワイン「コルテ・ジャーラ リパッソ ヴァルボリチェッラ」。「リパッソ製法」とはイタリア・ヴェネト州での赤ワイン造りの伝統的製法で、干しぶどうのような状態のブドウを搾って造る「アマローネ」の搾りかすに通常の赤ワインを注ぎ入れてさらに発酵させたものだという。

このワインはどんなワイン?

う~ん・・・今日はみんなで勉強?

頃合いをみて「ワイキキタイム」に。「ソムリエ試験の傾向と対策」から選んで続けた「クイズ出題」は「易しい問題を選ぶのが難しくなった(?)」として、ワイン知識の解説スタイルに戻った。今日のテーマは「ワインの価格」。ワインショップやデパート、スーパーなどで売られている市価(小売価格)について。「ワインのおいしさは、価格ではなく、原価に比例する」。「1本2000円以上になると、美味しいワインを安定して見つけられる」「1本10,000円以上になると原価は大体同じ、希少価値や付加価値によって価格が上昇する」「1,000円以下や前後の価格なら、ニューワールドがおすすめ」などワインの価格と味わいの関係について学んだ。【遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用】

説明書を読んで勉強

資料を読んで勉強! 今日はみんなで勉強?

今日のマリアージュ料理は、おせちをイメージした「カレー照りトマチキンロール 伊達巻き 蒲鉾添え」に続いて、「大根サラダ ゴマドレッシング和え」、「チキンとほうれん早のキッシュ」の三種。「今年もよろしく!」と店への気持ちを込めておいしくいただいた。

お皿が空になりワインを飲み干す頃、それでもやっぱりみんな笑顔に!

今回集まったヨーロッパワインは、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどお馴染みのブドウ種のほかに、あまり馴染みのないブドウ種のものが多かったのが特徴。ミューラー・トゥルガウ(ドイツ)、ネグロ・アマーロ、マルヴァジーア(イタリア)、ヴィオニエ(フランス)などのブドウで造られたワインだったが、果たして皆さん気付いただろうか?今回はいつも話題をふりまく常連の先輩たちが欠席とあっていつもの賑やかさとまではいかなかったが、持参のワインについての説明や質問などワイン談義も含めての歓談が続いて、やがてコーヒータイムに。今回は結局9本のワインを空けて、2本を次回のお楽しみにして散会となった。

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。7人が参加して1時間半、夫々の持ち歌を存分に歌って新年に弾みをつけた。

次回は2月15日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは2月9日(金)。井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

 

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