小平稲門会設立35周年記念「夏の集い」を開催
「棒打ち唄」と民謡を楽しむ

小平稲門会の全体行事「夏の集い」の開催が昨今は猛暑の時期になるため、今年は屋内での納涼パーティーとして企画した。アトラクションには小山雄一副会長ご自身が会長をされている「小平市棒打ち唄保存会」の「棒打ち唄」の紹介と民謡をお願いしたところ、快くお引受けいただいた。開催日の7月6日(土)は曇りとはいえ、35℃を超す暑さであったが、さすがに小平市民文化会館(ルネこだいら)のレセプションホールは快適であった。

司会・松尾寛敏副幹事長の開会の辞の後、大島二典会長の主催者挨拶があり、続いて「小平市棒打ち唄保存会」の皆さんにより、民謡が披露された(下表)。

主催者を代表して挨拶する大島二典会長左)と司会を務めた松尾寛敏副幹事長

「小平市棒打ち唄保存会」のメンバーを紹介する同保存会会長(小平稲門会副会長)の小山雄一さん(右)


「夏の集い」で披露された民謡は、次のとおり。

1「新こだいら音頭」全 員
2「両津甚句」坂本ヨシ子(おけさ会)
3「佐渡おけさ」宮原伊代(おけさ会)
4「日向木挽唄」小山雄一(おけさ会)
5「生保内節」原シウ子(おけさ会)
6「秋田三味線曲弾と唄」 「秋田馬子唄」照井貢洋(照洋会)
7「最上川舟唄」 「ソーラン節」鈴木三康(みつやす会)
8「棒打ち唄」全 員

「おけさ会」「照洋会」は「小平市棒打ち唄保存会」所属。鈴木三康氏は元「小平市棒打ち唄保存会」会員、現在は「みつやす会」会主です。

【新こだいら音頭(歌詞)】
「新こだいら音頭」は、平成24年度の市政施行50周年を記念して制作されました。

1芽吹く緑が 水面に揺れる 玉川上水の 木陰を行けば 早春(はる)の野風が心地よい ソレ 心地よい
素敵な街です 小平 よいよいよいところ 今度遊びに来ませんか ソレ 来ませんか
2おぼろ月夜の 彫刻の小径(みち) 桜並木を 行き交うひとの 肩にひとひら 花が舞う ソレ 花が舞う
みんなの街です 小平 よいよいよいところ 学園文化 咲き誇る ソレ 咲き誇る
3小雨そぼ降る 九道(くどう)の辻で 街を彩る あじさいの花 淡い憧れ 咲かせてる ソレ 咲かせてる
夢見る街です 小平 よいよいよいところ 雨が上がれば 虹が出る ソレ 虹が出る
4けやきの梢(こずえ)で コゲラが鳴けば 空の碧さを 映して染まる ブルーベリーは 実り頃 ソレ 実り頃
豊かな街です 小平 よいよいよいところ 灯りまつりも にぎやかに ソレにぎやかに
5紅い椿が 静かに咲いた 季節外れの 小雪が積もる ふるさと村の丸ポスト ソレ 丸ポスト
美しい街です 小平 よいよいよいところ 炉端話(ろばたばなし)に 花が咲く ソレ 花が咲く


【棒打ち唄(歌詞)】

1大嶽山に黒雲がホイホイ あの雲がかかれば 雨かあらしかホイホイ
2お前さんの年はなんの年 十六でささぎの  年でなりごろホイホイ
3棒打ちの茶菓子にゃ何が良いホイホイ 芋でよしさつまでよし あんころ餅なら尚良し
4十七連れて寺参りホイホイ お手にゃじゅず 袂にゃ文のやりとりホイホイ

素晴らしいパフォーマンスで参加者を魅了した「小平市棒打ち唄保存会」の皆さん

 

乾杯の音頭を取る中村泰三副会長

好評のうちに民謡の時間が終わると会場の準備の後、懇親会に入った。
懇親会は中村泰三副会長の乾杯の音頭で始まった。席上、顧問の石井道彌さんより野崎酒造(東京都あきる野市)の銘酒「喜正」を寄贈していただいたことが紹介された。

和やかな懇親会の途中で新入会員の村上裕二さんと岩村隆行さんの紹介があった。岩村さんは、奥様と今年生まれた赤ちゃんを同伴されての参加であった。90歳を過ぎるご長老会員と0歳の赤ちゃんが一緒に参加するパーティーは、小平稲門会としても初めてのことで、なかなか微笑ましいものであった。

懇親会で親睦を深める参加者

竹内吉夫さんの元気溢れるリードで校歌斉唱。ハーモニカによる伴奏(左図)は飛田護道さん

会も終わりに近づくと皆、何となく「♫都の西北~」の気分になるもので、今回も竹内吉夫さんのリードによる校歌斉唱で「夏の集い」を締めくくった。

(文=松尾寛敏、写真=山田哲司)

【「夏の集い」に参加した会員40名(敬称略、50音順)】
井垣昭(1961法)、石井道彌(1952文)、岩村隆行(2009法)、磯山亮(推薦校友)、伊藤徹(1969法)、大島二典(1969理工)、大野照藏(1964法)、小平道彦(1959理工)、勝見亮助(1970社会科学)、木本芳樹(1974理工)、國友康邦(1963商)、久保田節子(1972文)、栗原政博(1964政経)、小山雄一(1968法)、斉藤和久(1968理工)、佐藤俊雄(1958教育)、塩田智男(1956法)、瀧川清(1974政経)、竹内吉夫(1974商)、百々謙治郎(1975政経)、飛田護道(1960教育)、富澤七郎(1958商)、中村泰三(1966理工)、生井博美子(1966教育)、西村弘(1960教育)、野村吉宏(1961政経)、橋本勝弘(1981商)、平澤洋(1972政経)、比留間進(1971文)、二又祐一(1972商)、増田峰夫(1959法)、松尾寛敏(1973政経)、松村純夫(1976政経)、松本研二(1971商)、村上裕二(1985文)、森田健次(1971教育)、山田哲司(1976政経)、山本浩(1954政経)、横田康平(1955政経)、若林覚(1971政経)

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