第42回散策の会のお知らせ

散策の会の第42回例会は、「浅草名所(などころ)七福神めぐりです。

1.日時・集合場所
平成31年1月12日(土)午後1時30分 JR常磐線南千住駅 改札前(1か所)に集合

2.経 路
JR南千住駅→石浜神社→橋場寺不動院→今戸神社→待乳山聖天→浅草神社→浅草寺→浅草文化観光センター 展望テラス→矢先稲荷神社→東京メトロ銀座線・稲荷町駅(解散)

3.参考情報
(1)ここの七福神は9か所にあるが、今回は7か所だけめぐる
(2)歩行数は約1万3千歩(参加者の疲労程度で7つ目を割愛する場合あり)
(3)解散後、希望者で高田馬場にて懇親会を行う(会費4,000円程度)

4.申し込み
1月6日までに佐藤(俊)の下記あてにお願いいたします。
090-9149-8977 または t-sato(at)ion.ocn.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】

なお、懇親会出席希望の方で前日以降のキャンセルは、飲食代3,500円を申し受けます。

(以 上)

第54回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第54回例会を11月30日(金)に開催しました。

・日 時: 平成30年11月30日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、小林(弘)、國友、佐藤(俊)、篠原夫妻、志村、末次、冨平、野村、山本、計16名  (50音順・敬称略)

小春日和のこの日、ワイナリーツアーを挟んで2か月ぶりのカサグランデでの例会。11月例会はボジョレ・ヌーヴォー解禁翌日の開催が通例だが、今年は都合で2週間遅れの「ボジョレ・ヌーヴォーを味わう会」となった。参加者も定員を超えていささか窮屈な座席ながら、暫くぶりの例会とあって持ち込みワインも、ボジョレ・ヌーヴォーを含めたフランスワイン4本に加えて、アメリカ、チリ(3)、イタリア、南ア、アルゼンチン、ワイナリーツアー土産のワイン(2)、それにベトナム土産の焼酎まで加わっての14本がテーブルに並んだ。

国友さんの音頭でにこやかに「乾杯!!」

会は乾杯役カードを引いた國友さんの発声、荒木さんがカメラを構えるお馴染みの形で、カリフォルニア産白ワインを手に「カンパーイ!」と威勢よく会は始まった。が、最初に10月・ワイナリーツアーの会計報告といささか無粋な報告が。でも「今回初めて赤字を出さずに終わりました」との報告に思わず拍手も。続いて例会に初参加の小林弘子さんのあいさつに「エッ! 初めて?」とびっくりの声。それもそのはずツアーには毎回参加、他の同好会でもすでに顔なじみの人。

歓迎!! 初参加?の小林さん

乾杯の後は、当然ながらフランスの「ボジョレ・ヌーヴォー」2本から。まずは樹齢40年の古樹の手摘ぶどうのヌーヴォー「ドメーヌ・ド・ラ・プレーニュ」、ラベルの「猫」が可愛いと毎年評判だという。迷ったらラベルデザインで選んで思いがけないワインに出会う楽しみ方もあるようだと。次いでのヌーヴォーは700年以上の歴史を持つブルゴーニュ最古のワイナリー「ラウル・クラージェ」と2本の新酒を味わった。

大歓迎!! ボジョレ・ヌーヴォー!!

ワインを飲みながらのこの日の話題の中心はワセ・スポの健闘ぶり。2日後に迫ったラグビー「早明戦」。明治を破って8年ぶりの優勝を期待する声の一方で、帝京を破った明治の強さに一抹の不安の声も。「大丈夫勝てますよ!」とは事情に詳しい元体育局長の伊藤(順)先生の予想。「ラグビーだけでなく、バレーは4冠、テニスだってワセダは頑張っているヨ」などと先生からは、Eスクールで頑張る羽生結弦選手の文武両道ぶりも紹介されて、ひとしきりワセ・スポ選手たちの話で盛り上がった。

今年の早稲田スポーツは「半端ない強さ!!」・・・伊藤先生談

「次はこれでいきましょう」とワインを選ぶソムリエ役の二人の姿もすっかり板について、参加者持ち寄りの世界各国のワインが次々に空いていくが、話に夢中で味わい損なう人も出る。恒例の「ワイキキタイム」は暫くぶりのクイズ出題。「ワインの味わいの“苦味”は何に由来するか」から「チーズ」「酒税法」「ブドウの栽培方式」などについての5問。「難しいなー」という声に「これでもソムリエ試験問題の中から易しい問題を探したのですよ」とのワイン研会長の冷たい(?)声を聞きながら頭をひねった。

ソムリエさんは実地試験中?

毎回の楽しみは間をおいて配られるカサグランデ特製の料理。「大根サラダ」のあとのは、珍しい2種類の「トルティーヤ」。すり潰したトウモロコシから作るメキシコ、アメリカ南西部などの伝統的な薄焼きパンのことで、小麦粉から作られたものも「トルティーヤ」と呼ぶとか。さらに「鶏のもも肉ときのこのグラタン」と続いて次々と味わう赤ワインを一層引き立ててくれた。
飲むうち、話すうちに時間は過ぎて行き、最後の締めは「カミヤシャトーの巨峰・ロゼでいこう」というソムリエ役の目論見に割って入ったのが、なんとワインならぬアルコール度45%のベトナム焼酎。実は夏にベトナムに遊んだワイン研常連たちが空港で「ワイン」と間違えて買ったベトナム土産。9月例会からの持ち越しとあって「では、飲もう!」と空けたがアッと言う間に空になってワイン研常連の飲兵衛ぶりを遺憾なく発揮した。

ベトナム焼酎を試飲しています・・・ちょっとこわごわ?

コーヒータイムに入って、ワイン研会長から「お知らせ」が三つ。一つは、「紫輝」ワインでお馴染みの信州・宮田村のワインまつり会場と銀座をネットで結んで行われる「ワインまつりIN 銀座 NAGANO」の案内。「参加します」と早速3人の手があがった。そのほか、映画「おかえり、ブルゴーニュへ」の上映案内と、西原春夫元早大総長の講演会「世界における日本の役割」(12月9日・於ルネこだいら)の案内などがされ、「とても楽しかったです!」との小林さん初参加の感想に拍手を送ったところで定刻となり、14本中11本を空け、ツアー土産など3本を次回の楽しみに残して第54回例会を終えた。

ハ~イ! ワインまつり参加しま~す

散会後は有志のカラオケタイム。いつものとおり賑やかに9人が程よい酔いに乗せて得意の歌を熱唱した。

次回、第55回例会は、12月21日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参ない方は+500円)。参加申込みは14名まで受付。申込み締切は12月16日(日)ですが、例月早く満席になっています。早目に井垣(090-1196-1471)までお願いします。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第64回ざる研 「新座・鞍馬」報告

1.日 時: 2018年11月27日(火)13時 西武池袋線清瀬駅北口集合、西武バスで菅沢へ
2.場 所: 埼玉県新座市あたご2-2-34「新座鞍馬」電話048-479-0055 水、2・4木 休
3.参加者:荒木、井垣、伊藤徹、小川、大河原夫妻、河崎、木本、小林、志村、滝沢、田中、百々、福田夫人、山本、(15名)
4.費 用:¥67,900 @¥4,500×15=¥67,500 不足分¥1400は貯留金より支出
5.経 過:
西荻窪の名店「鞍馬」から唯一鞍馬を名乗ることを許された店と聞いて予約の電話を入れたが10人以上はお断り、其処を何とかと粘り昼の時間を避けて1時半にすることでやっとOKを貰った。

玄関に「品切れのため閉店いたします」と張り紙! 貸し切りにして下さった?

店は志木街道沿い菅沢バス停からすぐ先だったが未だ店内には先客がいるというので暫し店先で待機。この後見学の予定だった平林寺の紅葉は芳しくない情報から中止する説明をした。天然記念物の雑木林紅葉は今回の目玉だっただけに残念だが、自然の力にはあらがえない。

広いお部屋を借り切って・・・エビスビールで乾杯!

椅子席2卓、座卓4の明るい広間に通され、直ぐに店主の佐藤昌弘さんにご挨拶、無理を通していただいたお礼と当初平林寺行きを予定し1時間で上げてもらうはずだったが平林寺を止めるので急ぎ仕事の必要はない旨を伝えた。

これぞベテランの男飲み・・・美味しそうですねえ

この店は当初アルコール類は出していなかったが、少ない品数ながら今はあり。エビスビールで乾杯の後、酒は之しかない飯能の「天覧山」と日高の「高麗王」を交互に注文した。
料理はそば豆腐に柄杓に乗せたそば焼みそ、追加注文で自家栽培野菜の天ぷら、当店名物の玄挽三種の前に出る旬野菜のそばの実がゆは上品な味だ。

そしていよいよの蕎麦1枚目は1番粉を使った真っ白な更科蕎麦、2枚目はオーソドックスな地蕎麦、3枚目は玄蕎麦を其の儘挽いた様々の星が見られる田舎蕎麦、それぞれの特徴を比較しながら味わうことが出来た。
そば湯が出てこれで終わりかと思いきや、ほうじ茶に幅広の蕎麦かりんとうで〆となった。
ご亭主の素朴な気質を反映してか飾り気はないが確りと本物を味わわせてもらった至福の一日だった。
帰りのバスは菅沢4時半過ぎ、晩秋の日暮れは早かった。

6.その他:来月のざる研は12月17日(月)、「御清水庵清恵」で13時、日本橋三越玄関ライオン前集合、季節限定のセイコ蟹が楽しめます。費用は@¥6,000。参加希望者は12月13日(木)までに山本 浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

(2018年11月28日、文:山本、写真:荒木)


第41回散策の会 報告

小金井界隈をめぐる

平成30年11月24日(土)

遠くへ行くばかりが能じゃない・・・というわけで、小平の庭先ともいえる小金井にある名所をめぐってみました。あまりにも近場ゆえ、案外訪れたことがないのではと思ったのです。知らない路地へ立ち入っても、やはりどこか地元感といったものが感じられる旅でした。今回は歩数を考慮して、中央線の南側に限定して歩いてみました。ただハケ(国分寺崖線)の上と下に目指す場所が散在しているために、昇り降りにそれなりのエネルギーを消費する結果となりました。

秒まで表示時計→「4分56秒前あと一人まだ来ない!」

ところで、「日本標準時」は兵庫県明石市ではなく、小金井市にある「情報通信研究機構」で作られているのをご存じですか? そのためかどうか、武蔵小金井駅の構内にあるデジタル時計はご丁寧にも秒単位まで表示されています。

犬養毅元首相直筆の門標の前で集合写真


☆滄浪泉園(そうろうせんえん)(貫井南町3-2-28)
(入場料50円)

師走も間近、水面に浮かぶ枯葉の寂寞感に、己の老境を重ね合わせた人もいたのでは・・・、そう、学生時代は滄い浪のような躍動感に満ちていたのに・・・、といった感傷を振り切り、園内を鑑賞してきました。頭上を被う樹木で昼なお薄暗い入口を入ると、整備された小径に沿って歩を進めます。ハケの登り降り、こんこんと湧く泉、武蔵野の面影を残す樹木を巧みに利用した回遊式庭園です。小径の脇には「鼻欠け地蔵」や水琴窟それに休み所もあり、歩みを止める仕掛けが組まれています。脇を通る新小金井街道の喧噪とは別世界の空間でした。ここは明治・大正期に三井銀行理事、外交官、代議士などを歴任した波多野承五郎氏の別荘の庭で、造られた当時は現在の3倍ほどの面積があったそうです。名前は犬養毅元首相が名付けたもので「波のように青い水をたたえた泉のある庭」という意味を持っていて、門標は彼の直筆です。東京都の「名湧水57選」の1つです。

ハケの登り降り、誰も転びませんでしたよ


☆黄金(こがね)の水(本町1-7)

江戸時代の六地蔵がある広場にこの井戸がありました。連雀通りから路地へ入った途端にあり、すっと通り過ぎてしまいそうな場所です。名前からの印象ではいかにも由緒ありそうな感じですが、実は12年前に商店街の地域振興策としてこの井戸は掘られたのです。モダンな四阿風な建物や敷地のデザインは、市内にある法政大学工学部と東京学芸大学が協力したのだとか。一杯だけなら無料ですが、それ以上は近くの文具店で500円を支払い、専用の水栓を購入しなければならないという仕組みになっています。小金井という地名の由来になった「ハケに沿って黄金に値する豊富な水が出る」ことにあやかって、「黄金の水」と命名したのだそうです。

確かに6体・六地蔵です! 左手に黄金の水があります


☆金蔵院(こんぞういん)(中町4-13-25)

小金井では最古のお寺で約450年前に開山されました。明治6年にはこの地に小金井で最初の小学校が設立され、大正時代には村役場も併設されました。樹齢400年といわれる境内のケヤキとムクノキは市の天然記念物に指定されています。ここは連雀通りからハケを下った所にありました。

紅葉の美しい金蔵院。この左手に立派なケヤキとムクノキ


☆小金井小次郎の追悼碑(中町4-11-3)
小次郎は幕末の頃、多摩一円に3千人位の子分を抱えていた武州小金井の大侠客でした。それだけに、白く高い石柱の周りには歴代の総長や各地の組長の名がずらりと刻まれ、この社会のヒエラルヒーがよく分かります。小金井村の名主の倅に生まれ、火消しの新門辰五郎とは兄弟分でした。禁止されていた勧進相撲を興行した罰で、三宅島に12年間の流罪となります。ただこの間、島の若者たちを指導して井戸を掘るなど、島の発展に尽くしたということで、小金井市と三宅村はいま姉妹都市となっています。寺の名は西念寺で金蔵院の斜め前にあります。

「親分! あっしら いまはカタギでござんす」会長の説明も熱を帯びて・・・


☆小金井神社(中町4-7-2)
林に囲まれ、静かな心の落ち着く空間です。社殿もアーバンなコンクリート造りのものではなく、百年を超える歴史の重みが感じられる木造です。13世紀の初頭、武蔵国開拓の時に天満宮として創建され、明治3年に小金井神社と改称された小金井の里の総鎮守社です。境内に小金井小次郎が奉納した狛犬がありました。また、使い古した石臼を塔のように積み重ねたオブジェもあります。

☆はけの森美術館(中町1-11-3)(入場料500円)
訪問した時には企画展「法隆寺金堂・敦煌莫高窟壁画模写」が開催されていました。これらは東京藝術大学生の修了制作の作品です。私ごとですが、敦煌には平成8年、99年と訪れました。ここで再びあの仏たちに逢え、懐かしさいっぱいでした。ここは主として中村研一の作品を収蔵してある市立の美術館です。中村研一は大正から昭和にかけて洋画壇の重鎮として活躍した画家で、日本芸術院会員でもありました。空襲で代々木のアトリエを焼失し、小金井に移り住み、終生この地で描き続けました。敷地内にある「美術の森緑地」もハケを利用した立派な庭です。暗くならない内にと美術館に入る前に眺めてきました。ここも「名湧水57選」の1つです。

暗くなる前に美術館裏手の夕暮れのお庭を拝見


【懇親会】
美術館から再びハケを登り、駅近くの居酒屋「はなの舞 武蔵小金井店」に向かいます。美術鑑賞に時間を割いたことで、いつもより30分遅く16時30分に開始しました。「八海山」の一升瓶を真ん中にド~ンと置き、ちゃんこ鍋を突っつきながらわいわい。かくして「散策の会」史上、自宅から最も近い今回の散策は無事終わりました。

10,000歩を歩いた後のビールは…みんなこの笑顔!

【参加者】
荒木・伊藤(徹)・大島・梶川・国友・栗原・小林・小山・佐藤(俊)・志村・鈴木・滝沢・土井・中村・野村・松村・山本・渡邊 (18名)

(文=佐藤(俊)、写真=荒木・国友)