野菜を知ろう

野菜を知ろう(22)
チンゲンサイは、野菜の中でもトップクラスのダイエット食品です

チンゲンサイ

チンゲンサイは原産地が中国で、中国野菜と言われていますが、日本で最も親しまれている野菜です。1年じゅう出まわり、もはや日本の野菜と言っていいほど広く利用されています。
96%が水分で100gあたり9kcalしかありませんので、ダイエットに向いています。

チンゲンサイは、中国華中地方で成立した野菜ですが、ルーツをさかのぼるとハクサイと同じアブラナ科でヨーロッパ周辺に自生していたものが中国に渡り、改良が進んだと言われています。

日本では、昭和47(1972)年の日中国交回復がきっかけで、多くの品種が導入されてその後日本でも改良が進みました。

チンゲンサイは暑さや寒さに強く、更に土壌も選ばず、栽培期間も短く育てやすい野菜の一つです。但し、連作をするとアブラナ科野菜に共通の病害虫が発生しやすいので輪作を心がけましょう。

よい草姿は、尻(葉軸のつけ根部分)が張り、銅がくびれ、葉の部分が大きくなってやや開き加減になったものです。この形になったら食べごろの収穫時期です(重さ150g、葉数14枚前後、高さ22cm前後が収穫適期)。
つくりやすいチンゲンサイの尻が膨らんだ美しい姿の栽培を目指して頑張りましょう。

(2022.5.8)

◆目次は、2ページに。
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