慶應に快勝! 秋季リーグでの早稲田復活の予感!
6月3日(日)、快晴、気温は30度前後と絶好の野球応援日和。従来、応援は土曜日の第一戦だったが、勝率が低いことから、今年は、勝率の高い第2戦に変更。予想通り、第1戦は、1対3で早稲田の負け。既に慶應は優勝が決定。一方、早稲田は連敗すれば、5位決定。そんな状況で盛り上がらず、小平稲門会からの応援は4人と低調。
ただ、今回は、集合時間が11時から12時になり参加し易くなり、席も応援団指揮台と1塁側ダッグアウトの中間、打者とバッテリーの対戦が良く見え、校友会会員席としては最高。これも幹事役の中村さんのご尽力のお蔭。
校旗入場があって、両校の応援団によるエール交換。旗手が丁度「礼」をするように校旗を下げると、旗が頭にかぶるという貴重な経験も。ただ、払おうとして校旗に触れることは、ご法度! 知らなかった。
いよいよ試合開始。先発は、早稲田はキャプテンの小島(オジマ)の連投。慶應は菊地。4年生対決。第1戦で完投した小島の起用については、「かわいそう・・・」「他に信頼できるピッチャーがいないのかな?」との声が。そんな懸念が試合開始から現実に。先攻の慶應は、1回~3回の毎回スコアリングポジションにランナーを置いて、小島を攻め立てるが、何とか切り抜けて無得点。一方、早稲田は菊地に押えられて1回、2回と三者凡退の連続。「今日もダメか?」と重苦しい雰囲気が漂う。
これを打ち破ったのが、3回表に、バント失敗の小フライを、猛ダッシュで前進、地上すれすれで好捕するファインプレーをした1塁手吉澤。3回裏の先頭打者に立ち、簡単に2ストライク。「打でもファインプレーを!」と念じた時、第3球を振り抜いて、レフトスタンドにホームラン。その後も慶應の守備に乱れが生じ、この回3点先取。5回にも2点を追加して5点。一方、小島は相変わらず毎回ランナーを背負いながらの苦しい投球。
そんな中、5回終了時に、鎌田薫早大総長が、異例の挨拶。「対抗戦の原点は早慶戦」「対抗戦では、相手のチームに対する信頼と敬う心が必須要素」「選手も応援団も、フェアーに!」というお話をされた。これは、長続きする人間関係にも言えることだなと思った。
その後、得点を重ね、7回を終えて9点のリード。ここで粘投の小島が交代。8回は2年生の今西が、9回は1年生の徳山が抑えて、9対0の大勝。
翌日の第3戦は、徳山、西垣の両1年生投手の好投、1対0で早稲田の勝利。勝ち点3で、リーグ3位に。久し振りに、秋季リーグ戦が楽しみになってきた!
(文・村木央明、写真・大島二典)
【当日参加者4名】
大島二典(44理工)、栗原政博(39政経)、中村泰三(41理工)、村木央明(46政経)