第66回ざる研「さらしな田無店」のご案内

長らくお休みを頂いていましたが、この程再開の運びとなりましたので宜しくお願い致します。

1.日 時: 6月17日(月)11時50分、西武新宿線田無駅改札集合
2.場 所:西東京市田無町4-3-17「さらしな田無店」電話042-450-6333 ※5回目
3.費 用:@¥4,000程度
4.参加申し込み:参加ご希望の方は6月13日(木)までに世話人・山本浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

(以 上)

第66回名曲を聴く会の報告

開催日: 平成31年4月26日(金)午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
曲 目: ブラームス 交響曲第1番
                 指揮 フルトベングラー       ベルリン・フィル
第66回のこの会合が平成最後の小平稲門会の同好会となった。
LPレコードに拘りCDを一切聴かない趣旨で、よくもまあこんなに続いたものである。
会場を毎回提供して頂いているご高齢の「でんえん」、ママには感謝、感謝である。可能な限り、ご了解を頂きながら続けたいものである。

今回のブラームス、フルトベングラー、ベルリンフィルという最高の組み合わせで、いつ何度聴いても飽きないこの曲目を聴けるのは、幸せなことだといつも思う。

●本日の出席者:荒木、栗原、清水(国分寺)、滝沢、小川、以上5名。

例会後、いつものように国分寺駅ビルの9Fのイタリアンレストランで赤ワイン、ピザを肴にし、稲門情報を主として懇親し、解散した。

【次回開催予定】
・開催日時:5月24日(金) 午後1時より
・場     所: 国分寺駅北口 「でんえん」
・曲     目: べートーヴェン 交響曲第6番(田園)
                       指揮 カール・べーム ウイーン・フィル

(文:小川、写真:荒木)

第59回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第59回例会を4月19日(金)に開催しました。

・日 時: 平成31年4月19日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、木本、栗原、佐藤(俊)、篠原夫妻、冨平、村木、横田、計14名(50音順・敬称略)

「平成」最後の例会となったこの日、3年ぶりに例会参加の横田康平さんを加えて定員満席の14名が揃った。参加者の来場とともに持参のワインも増えていき、フランス、スペイン、ドイツ、イタリアとヨーロッパワインが8本、オーストラリア、チリなどニューワールド組が4本と12本のボトルが揃ったが、日本のワインが味わえない寂しさもチョッピリ。

平成最後の乾杯役の籤を引いたのは小川さん。「令和に入って皆さん益々お元気に、そしてこの会も“500回(?)”と続きますように祈ってカンパーイ!」の声に合わせて暫くぶりチリのスパークリング・ロゼで元気に乾杯してスタートした。

平成最後の乾杯はベテランの小川さん

スペイン、ドイツの白を味わった後に登場したのが、オーストラリアの「野鳥が集まる場所」という意味の名の「クーヨン」。同国ペニンシュラ地域北端の涼しい水鳥の生息地に近いワイナリーの産。オーストラリア旅行の土産と聞いて現役時代の思い出などオーストラリア談義に花が咲く。白から赤に移って市議選から小宮山新監督への期待など話題が飛び交って、いつもの賑やかさになっていった。

この日ワインを飲みながら食べたカサグランデ特製の料理は「春キャベツのサラダ」「蒸し鶏のマリネ」「鶏むね肉」の三皿。最後の春巻き風に薄皮で包んだ「鶏むね肉」は一人4本とボリュームたっぷり。「とても食べきれない」と持ち帰る人も出た。

頃合いを見て「ワイキキタイム」に。今日のテーマは「ワインの産地」について。すでにご存知の「オールドワールド」と「ニューワールド」だが、長い歴史を持つヨーロッパワインのイメージは「農産物」、ニューワールドは「食品工業」的なスタート。その違いがワイン名やラベルの表示の仕方の違いになっているという。さらに、この新・旧世界のほかに新世界の一部に「第三勢力・冷涼系」ワインが台頭しつつあるということなども知った(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。続いての情報提供は、「ナチュラルワイン再脚光」と大見出しの特集記事(日経)の紹介。「自然派ワイン(オーガニックワインやビオワイン)」と「ナチュラルワイン」との違いも知った。

ワイキキタイムの皆さんは、?十年前の座布団帽姿を思い起こさせます

ワイキキタイムのあとは再び談笑タイムに。すっかりソムリエ役が板についた二人が各自のグラスの空き具合を見ながら飲むワインの順番を決め、そのワインについて持参者が説明をする場面が増えてきた。

そんなワインを二つ。その一つはスペインの「イニエスタ・コラソン・ロコ・ティント」。ご存知サッカーのスペイン代表で「FCバルセロナ」からJリーグ「ヴィッセル神戸」に移籍して話題になったA・イニエスタ選手がスペインのラ・マンチャ地区に所有する広大なワイナリーで造られたワイン。サッカーフアンにお薦め!

パーカーポイント「94」のワインはお口に合いましたか?

もう一つは、コーヒータイムが迫ってソムリエ役が「これで最後にしましょうか」と開けた南仏・コート・デュ・ローヌ産の「バスティード・ミラフロール」。ボトルの頭部に「94」のラベルが。この数字はパーカーポイントを表すという。パーカーポイントとは、世界で最も有名なワイン評論家R.M. パーカー氏によって評価される100点満点で表す評価方法で、「ワインの価格に関係なく公平なワインの選択には不可欠のもの」とされている。「94」点は高評価ワインという。

ソフトな売り込み・・・聞いているうちについ買ってしまいましたよ!

コーヒータイムに入ってお願いが2件。一つは稲門祭担当の村木さんから記念グッズ購入・奨学金寄付のお願い。早速手を挙げての申込みもあった。

アンケートを話題に、年代を超えて和気藹々と話し合います

あとの一つはワイン研会長からの「アンケート」のお願い。会長が言うには「次回例会は「令和」最初にして60回目、歳でいうと「還暦」に相当するのでワイン研も原点に戻って今後の運営を考えたいとして、常連参加者に協力要請があった。

「やっぱり今日は飲まないのかなぁ~」
「来月までお預けだって・・・また会おうな!」  レミーマルタン君をまた箱にしまう・・・ざんねん!

こうして2時間はいつもどおりの賑わいのなかで過ぎていった。結局この日飲んだワインは10本。2本は次回への持越しとしたが、実は外にブランデー「レミーマルタンXO」の持参があり、最後にこれを飲みたい派と次回への持越し派とに分かれて意見交換(?)の結果、「次回のお楽しみ!」として平成最後のワイン研はお開きとなった。

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。この日参加の8名が、「招き猫」の店名そのままに新時代の幸せの招来を願いつつ「平成」最後のカラオケを楽しんだ。

次回は5月17日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは5月10日(金)、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)




国立西洋美術館開館60周年記念
「松方コレクション展」へ

第19回目の「美術館を巡る会」は上野の国立西洋美術館を訪ね、同館開館60周年記念「松方コレクション展」を見学します。
この展覧会では名高いゴッホの「アルルの寝室」など国内外に散逸した名品を含め、160点の作品を鑑賞できます。加えて100年にわたり時代の荒波に翻弄され続けたコレクションの歴史も学べます。
また、常設展も観られます。是非ご参加下さい。

実施要領
1.会 場:国立西洋美術館(上野公園内)
2.集 合:2019年6月14日(金)午後1時30分 JR上野駅公園口集合
3.行 程:美術品鑑賞  約2時間。その後、希望者で感想会。
4費 用:入館料1,600円+交通費
5.世話人:小山雄一 電話080-3736-1941

ご参加希望の方は6月10日(月)までに世話人までご連絡下さい。

(以 上)

第44回散策の会のお知らせ

散策の会の第44回例会は、「白金めぐり」です。

1.日時・集合場所
令和元年5月25日(土)午後1時00分
JR目黒駅 中央改札口前 集合

2.経路
JR目黒駅→庭園美術館→自然教育園→瑞聖寺→東大医科学研究所
→聖心女子学院(塀のみ)→プラチナ通り→恵比寿ガーデンプレイス
→恵比寿駅(解散)

3.参考情報
(1)入場料:庭園美術館は、65歳以上550円(要 年齢証明書)
                        自然教育園は、65歳以上無料(要 年齢証明書)
(2
)歩行数は約1万歩
(3)解散後、希望者で高田馬場にて懇親会を行う(会費 4,000円程度)

4.申し込み
5月19日までに佐藤(俊)の下記あてにお願いいたします。
090-9149-8977  または t-sato(at)ion.ocn.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】

なお、懇親会出席希望の方で前日以降のキャンセルは、飲食代3,500円を申し受けます。

(以 上)

第58回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第58回例会を3月15日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年3月15日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(徹)、小川、河崎、木本、國友、小林(弘)、篠原夫妻、末次、冨平、野村、村木、計14名 (50音順・敬称略)

籤運抜群野村先輩。乾杯は何回目? 幸運にあやかりたい !

春到来を感じさせる好天の午後、カサグランデ・ゲストルームに集まったのは14名の参加者と12本のワインボトル。フランス、スペインなど旧世界ワインはもちろん、アメリカ、ニュージーランドなど新世界ワインに日本のワインも顔を揃えて、今日も世界のワインが味わえると参加者の期待が膨らんだ。「乾杯役カードを良く引くネ!」との声もかかった野村さんの発声に合わせてニュージーランドの白ワインで全員乾杯する姿を荒木さんがカメラに収めるいつもの光景で例会は始まった。次いで2012年産というボルドー白ワインを味わったあとは、マスカットベーリーAのロゼ・岩の原ワイン「深雪花(みゆきばな)」と進んでいく。

故郷越後の「深雪花」はまず伊藤さんに飲んで頂きましょう

会が始まると早速テーブルに配られたカサグランデ特製料理は「千切り野菜のサラダ」。続いて「焼きたまねぎのツナマヨネーズソース、鶏肉のゴマ酢和え」、さらに「菜の花とハムのオムレツ」と程良いタイミングで出る料理を食べながら周りの人たちとの談笑が続いてグラスはすぐに空になっていく。忙しいのはソムリエ役の二人だが、毎回話題になるのが“抜栓が飛びぬけて楽“だというオープナー。少々値が張る商品だが、実は個人のものを会で使わせてもらっている。「会で譲って貰ったら」「分割払いでどう?」という声のなか、ソムリエ役は各人のグラスの空き具合を見ながら栓を抜いていく。

「使い勝手がいい!」「借り貰い~にと言う訳にはいかないかねえ」

今回の注目は、会には初登場のミャンマーとトルコの赤ワイン。クジャク(孔雀))マークが目を惹くミャンマーワインは「エタヤレッド」。ドイツの企業家がミャンマー・南シャン州の高地にあるインレー湖に近いエタヤ村にヨーロッパから輸入のブドウの苗を植えて造った「ミャンマー初のぶどう酒」と謳っている。ミャンマー旅行の土産というこのワインを味わいながらミャンマー旅行や駐在員時代の思い出話から、「ミャンマーと言うよりビルマと言う方が馴染みだね」との声も。映画「ビルマの竪琴」の話も出て、「水島上等兵役の俳優は誰だっけ?」と、しばしビルマの話に花が咲いた。

「これミャンマーのワインです」「初めての味です」

ひとしきり会話が弾んで盛り上がったところで「ワイキキタイムに行きましょう」とワイン研会長。「待ってました(?)」の拍手もあって資料が配られる。今回は「ワインの価格シリーズ」の3回目。「ワインの価格と飲み頃の目安」について「1,000円1年の法則」なる考え方が紹介された(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。そのほか「前回質問が出ていたので」と再度「フル、ミディアム、ライトの各ボディ」のワインのタイプと味わいについておさらいをした。「先日行ったレストランでワインリストの一番上に載っているワインを頼んでみたよ」とワイキキタイムで得た情報(2月例会)をとに早速試してみた実践派参加者も現れた。

恒例、まじめに勉強の時間です

ワイキキタイムの静かなひと時のあとは、ミャンマーワインと同じく今回初登場のトルコワイン。イスラム教の国ということで収穫したブドウの10%程度しかワインに加工されなかったが、近年は味が認められて輸出も増えているというトルコで、最大の老舗ワインメーカーを謳う「ヴィラ ドルジャ」ワインを味わう。

これがトルコワイン?

トルコのあとはカリフォルニアの「マーフィー・グッド2013」と赤ワインが続いたところで、ひときわ目立つ1升瓶の栓が抜かれる。アルプス山脈の名峰「マッターホルン」を描いたラベルの「モンシェルヴァン サドヤ」の白。実はこのブランド、既にワイン研では赤3回、白は2回目の登場とあって既にお馴染みのワイン。なにしろ1升瓶とあってグラスにたっぷり注ぐことができると好評。「私の好きな画家・香月泰男が生前愛飲していたワイン」との持参者の説明に「あの“シベリアシリーズ”で有名な画家だね」と美術談義も加わった。この甲府の国産ワイン白を挟んで、バーボンの樽で熟成した「ロバートモンダヴィ」などカリフォルニアワイン2本を味わい賑やかに談笑が続くうちに時間が過ぎてコーヒータイムとなった。
結局この日飲んだワインは9本、オーストラリア、スペイン、フランスの赤ワイン3本を次回「平成最期のワイン研」のお楽しみとしてお開きとなった。
散会後は恒例・有志のカラオケタイム。この日も12名が参加して得意のノドを披露する例会に劣らぬ盛況となった。

おまけの1枚。ワイン研に参加するとこんな笑顔になります(*^_^*)


次回は4月19日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは4月14日(日)、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

第65回名曲を聴く会の報告

開催日: 平成31年3月22日(金)午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
曲 目: ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
     
パガニーニの主題による狂詩曲
                指   揮 ミシェル・プラッソン  トゥールーズ国立管弦楽団
                ピアノ ジェーン・フィリップ・コラード
最後のロマン派と言われるラフマニノフの協奏曲第二番は叙情性と規律の美しい曲で、映画の伴奏音楽としてよく使われている曲である。
狂詩曲はピアノと管弦楽のための作品で、変奏曲である。
この曲の第18変奏曲は大変有名な曲である。

●本日の参加者:荒木、清水(国分寺会長)、滝沢、小川、以上4名

【次回開催予定】
・開催日時:4月26日(金) 午後1時より
場     所: 国分寺駅北口 「でんえん」
・曲     目: ブラームス 交響曲第1

                       指揮 フルトベングラー ベルリン・フィルハーモニー

(文:小川、写真:荒木)

第22回映画鑑賞会の報告

第22回映画鑑賞会を下記の通りおこないました。

■鑑    賞   日 : 2019年3月19日(火)
■映画の題目 :「ぼけますから、よろしくお願いします」(監督・撮影・語り=信友直子)
■上  映  館: ポレポレ東中野(シニア料金:¥1,200)
■上  映  時  間: 10:30~12:20
■あらすじと感想
映画は、認知症を発症した80歳代の母親とその母を支える90歳代の父親の生活を数年かけて実の娘(この映画の監督=信友直子)が撮ったドキュメンタリー映画です。

娘の生まれ故郷である広島県呉市で、年老いた仲の良い両親が二人で暮らしていた。東京で映画関係の仕事をしている娘が、両親のことが気がかりで時折帰省しては家事などを手伝っていた。そんな中で、若いころは社交的で裁縫や家事が得意で習字が上手な母が帰省する度に認知症になりかかっていることに、娘は気が付いた。
ある日、母親が父親に付き添われてMRI検査を受けた結果、認知症と診断され薬物療法が始まり、日常生活でも認知症の症状が鮮明になった。父親は腰を曲げての炊事、洗濯、ごみ出し、買い物をする日々が続く。母親はデイケアに行き、時には介護士から来てもらうようになる。薬の影響かも知れないが稀に狂暴になることも。娘はその状況を見て東京から呉に転居して両親と生活しようと父親に持ち掛けるが、父親は娘の将来を思い「母親の介護はまだ自分で出来るから、あなたは好きな道を歩みなさい」と云われ思い留まった。
映画は2017年で父親が95歳、母親は91歳(?)の時で終わったが、2018年11月時点で母親は脳梗塞になり入院中、父親は母親が入院したことにより気が抜けたのか居眠りしている時間が多くなったとのこと。
映画を通して感じたことは大変仲の良い老夫婦で父親の献身的な介護に感銘させられた。

2025年には日本人の5人に1人は認知症患者になると云われています。この映画や認知症患者を抱えた家族の話を聞く度に自分を含めた家族はこのような状況になりたくないと祈るばかりです。

■参 加 者: 3名・小川、栗原、鈴木(敬称略)
■懇 親 会:当日は鈴木が2時30分から「会員勧誘活動会議」があったために東中野駅前の日本蕎麦屋さんで食事のみとさせて頂きました。(小川さん、栗原さんには失礼いたしました)

(2019年3月22日 鈴木記)

第43回散策の会 報告

赤坂界隈をめぐる

平成31年3月16日(土)

昨年末に「日本レコード大賞」を受賞した「乃木坂46」をはじめ、ファッションやグルメなどが若者たちの心を捉え、華やかな夢を与える街が赤坂です。でも、そんな赤坂にも江戸から平成に続く数々の歴史の足跡があります。平成最後の今回はそんな中からピックアップして訪ねてみました。そしてその後、国会周辺へと足を延ばしました。その結果、暗殺や自害という数奇な運命をたどった3人の方の屋敷跡を歩くことになりました。
この日は「ニモクサロン」「ワイン研究会」と3日連続で同好会活動が続く日でしたが、それでも19人の方々に参加していただきました。

小平市選出の超党派議員御一行様です

☆旧乃木邸(港区赤坂8-11)
集合場所の乃木坂駅を出ると、隣はもう乃木公園です。
♪旅順開城約成りて 敵の将軍ステッセル 乃木大将と会見の 所はいずこ水師営♪
小学校低学年の頃、意味も分からず歌っていた記憶が蘇ります。(おまえは明治の生まれか?)。公園の一角に日露戦争の英雄・乃木希典大将の旧邸宅と馬小屋がありました。大将という名にしては質素な造りです。留学中に見たフランス連隊本部を参考にして自らが設計し、明治35年に建てられたそうです。明治天皇崩御の後、あとを追い夫妻はここで殉死しました。遺品などを展示する内部は命日に当たる9月13日に公開されますが、今回はガラス越しに少し見えました。馬小屋は煉瓦造りで母屋より立派に見えます。馬を大切に扱っていた気持ちがよく分かります。

8歳の辻占い売り今越清三郎少年(金箔業で成功)を励ます乃木希典銅像

このあと隣の乃木神社に参拝。神社が鎮座してからもうすぐ百年、時の流れが世の中を変え、さがっている絵馬は「乃木坂46」の活躍を祈願するものばかりでした。
☆高橋是清翁記念公園(赤坂7-3-39)
青山通りを挟み、目の前には宮邸が点在する広大な赤坂御用地が拡がります。両隣には変わったフォルムのカナダ大使館と、イサム・ノグチの屋内石庭がある草月会館が建っています。ここは大正から昭和にかけて総理大臣や大蔵大臣を歴任した高橋是清の邸宅があった場所です。彼は二・二六事件で青年将校によってここで命を奪われました。いまは樹木に囲まれ、池や石橋・石灯籠・石人が配置された日本庭園になっています。建物は小金井公園の「江戸東京たてもの園」に移築されました。

だるま宰相高橋是清の銅像の前で(ひそかに「どうしたらお金たまりますか?」)

☆豊川稲荷(元赤坂1-4-7)
愛知県豊川市にある豊川稲荷の東京別院です。大岡越前守が下屋敷(目白台)に祀った後、ここに移転したといわれています。江戸時代は大岡にあやかり立身出世や盗難・失せ物などに効験があると参拝者が多かったようです。いまは土地柄か芸能人の信仰が厚いそうです。境内には1か所七福神もありました。実はここは妙厳寺という曹洞宗の“寺院”です。お寺なのになぜ“稲荷”と名がつくのか? ・・・本尊の吒枳尼真天(だきにしんてん)が稲穂をかつぎ白狐に乗った天女で表現されるので、稲と狐のつながりで、“稲荷”と呼ばれるようになったそうです。

ところで、以前「カラオケの会」で、誰かが『別れても好きな人』を歌っていましたね。♪ちょぴり淋しい乃木坂 いつもの一ツ木通り♪と。そしたら♪別れたら次の人♪なんて茶々の合唱が入ったりして。こんな楽しい同好会もありますから、みなさん顔を出して見てはいかが?(閑話休題)さて、その一ツ木通りの入口を横目で見て、赤坂見附の交差点から車の騒音の中、国会方面へ向かいます。途中長い登りのだらだら坂道がありましたが、スイッチを入れ直してひと踏ん張り。

大岡越前にあやかって・・・いつも賑やかな稲荷です

☆憲政記念館(永田町1-1-1)(無料)
国会の組織や運営、憲政の歴史に関する資料を展示する施設です。昭和35年に開館した尾崎行雄を記念する会館が母体です。なかなか入場する機会もないので、今回訪れて数々の展示品を見て来ました。議場体験コーナーでは参加者一同、一世一代の顔を作り“選良”役者としての記念写真を撮って来ました。

「憲政の神様」「議会政治の父」尾崎行雄から「よう!」とご挨拶を・・・

☆国会前庭洋式庭園(永田町1-1-1)
憲政記念館の隣に地続きでこの庭園はあります。裏はお堀をはさんで皇居(つまり江戸城)。ここは加藤清正の屋敷の後、彦根藩主井伊直弼の上屋敷がありました。大老井伊直弼はここから江戸城に向かう途中、水戸藩士により暗殺されたのです(桜田門外の変)。ここは高台になっていて、目の先には警視庁、その前が桜田門です。また明治時代には参謀本部陸地測量部(国土地理院の前身)が置かれ、その名残の日本水準原点があります。園内は日米友好のしるしである桜やハナミズキの並木があり、早咲きの桜も咲いていました。

井伊直弼上屋敷の敷地。日本水準原点は東日本地震で変化したそうです

☆国会前庭和式庭園(永田町1-1-1)
洋式庭園と道路を挟み位置しています。テレビニュースで毎日見る国会議事堂が、目の前に高さ65mの威容で存在しています。それにしてもこんな場所に公園があったのかと思ってしまいます。明治時代にはジョサイヤ・コンドル設計の有栖川宮邸があり、そこは後に霞ヶ関離宮や昭和天皇の東宮御所になりました。現在は小川や池があるものの、ひと一人いない寂しい回遊式庭園です。

議事堂を見ながら洋式庭園から日本庭園へ向かいます


【散策後の懇親会】
国会議事堂前駅から地下鉄でホームグラウンドの新宿へ。向かった先は「いろはにほへと新宿東口店」です。「八海山」の一升瓶を真ん中にドーンと置き、メリカリの唐揚げや海老団子をほうばり、合鴨と九条ねぎのすき鍋を突っつきながら、わいわいがやがや。その賑やかさと笑いに、どんな話題だったのか私には聞き取れませんでした。それにしても、皆勤賞ものの滝沢・山本両長老が参加できなかったことは、ご本人としても残念なことだったでしょう。

難しいお勉強?をした後は、この幸せそうな笑顔です。滲みるなあ~~


【参加者】
荒木・井垣・伊藤(徹)・大河原・大河原夫人・大島・小川・小平・梶川・栗原・小林(弘)・佐藤(俊)・志村・竹内・田中・土井・野村・松村・横田(19名)

(文=佐藤(俊)、写真=荒木)

第23回寄席研究会報告

第23回寄席研究会は平成31年2月26日(火)に新宿末廣亭で2月下席昼の部観賞会を開催しました。今回も落語協会の担当の寄席です。

今回は先代林家三平の長男の林家正蔵と柳家さん喬以外にあまりポピュラーな噺家がおらず、またトリの柳亭小燕枝も地味なタイプですので、多分座席はそう埋まらないだろうと思っていました。ところが、正午の開演早々に一階椅子席(120名)はほぼ満員、1時前には桟敷席も一杯となり、その後は二階席も開放されました。参加の会員7名は皆早めに入場したので、何とか椅子席で鑑賞する事が出来ました。(二階席は臨時席なので長時間の鑑賞になると足腰に応えます。)

終演後、末廣亭前で


今回の寄席で一番びっくりしたのは男女ペアのカンジヤマ・マイムです。おしゃべりするパントマイムで、何とニューヨーク仕込みで「笑点」にも出演した事があるそうですが、末廣亭で観るのは初めてでした。
ベテランの三遊亭歌司は山のアナアナでお馴染みだった師匠三遊亭円歌のエピソード、そしてこれまた超ベテランの桂文生は前座時代から見てきた、三遊亭圓生と先代林家正蔵のライバル意識という楽屋話を披露していました。
肝心の落語の方は古今亭志ん弥の「親子酒」も林家正蔵の「一つ目」も、どちらも枕の部分が長く本題が中途半端な出来のように思えました。
お目当ての柳家さん喬(一昨年、紫綬褒章を受章)は人情噺の得意な噺家ですが、今回は性格が正反対の友人のやりとり「長短」を演じました。トリの柳亭小燕枝は、これまた古くからの親友の間での、碁の待ったを巡る諍い「笠碁」を演じました。お二人とも本当にいい味を出していました。

終演後はいつも通り焼鳥屋「庄助」で懇親会を開き、寄席談議で楽しい時を過ごしました。

焼鳥屋で懇親会


次回は6月頃を予定しております。是非ご参加下さい。

参加者:井垣、國友、栗原、佐藤俊、末次、山本、伊藤徹、以上7名(敬称略)

(文=伊藤、写真=末次)