観劇の会は、次の要領で劇団「俳小」の公演を鑑賞します。
「俳小」代表の斎藤真さんは、小平稲門会会員であった故志村智雄さんに脚本を書いてもらったり演出してもらったりしたそうです。
◆日 時=7月26日(水)14:00開演
◆会 場=ザ・ポケット(中野区中野3-22-8)
◆演 目=「これが戦争だ」
◆チケット料金=一般4,500円、シニア割引(70歳以上)4,000円
◆申込み先=穂積健児 電話 090-3572-8445 FAX 042-332-2821
◆締切り日=7月10日(月)
◆集 合=JR中野駅南口 13:30 (会場まで徒歩7分)。集合時にチケット代を申し受けます。
(以 上)
第76回ざる研
「本むら庵 荻窪本店」報告
日 時: 2023年5月24日(水)12時から
場 所: 杉並区上荻2-7-11 電話03-3390-0325 火、第3水休
参加者:荒井 桂、井垣 昭、伊藤 徹、大河原忠彦、大河原真世美、河崎健治、木本芳樹、國友康邦、末次浩一郎、鈴木達也、滝沢公夫、竹内吉夫、百々謙治郎、野村吉宏、福田 豊、山本 浩、若林 覚(17名)
創業大正13年(1924年)、来年100周年を迎える「荻窪 本むら庵」を訪問しました。“独自製作の石臼で、打つ直前に粉を挽き、玄そばに秘められた味と香りを解き放ちます”と、蕎麦に詳しくない人には呪文のようですが、100個にのぼる石臼を製作して試行錯誤したそうです。
1991年にニューヨーク店(Honmura An)を開店し人気店となりましたが、2007年に閉店しています。筆者は2001年に、マンハッタンのその店を訪れた記憶があります。本むら庵の歴史に興味のある方は、本むら庵の百年をご覧ください。
再開第1回(第75回ざる研)を2月22日に「さらしな総本店 田無店」で開催した後、2月26日に16名で本むら庵を早速予約しました。もう一つの候補は以前予約したもののコロナ禍でキャンセルせざるを得なかった店で、電話をしてみましたが、未だ予約を受け付けていませんでした。
今回の参加者は19名まで膨らみましたが、直前に2名の体調不良者が出たため、当日朝に17名に変更しました。お店は快く人数と一部料理の変更を受け付けてくれました。
献立:白穂乃香(グラス生ビール)、本日の三点(ウドのきんぴら、鴨ロース、谷中ショウガ)、生湯葉刺身、つぶ貝しぐれ煮、玉子厚焼、谷中の豚肉巻き、挽きぐるみ田舎蕎麦
会費の目安を6,000円として献立を考えました。前回(2018年)の一人当たりの会費は5,000円でしたが、同じ献立を現在の料金で計算すると、一人当たり6,580円になったことが理由です。
メインの蕎麦は茶そばを候補にしていましたが、5月中旬で提供終了となったため、本むら庵の特長でもある“挽きぐるみ田舎蕎麦”としました。美味しかったですが、ちょっと量が少なかったかなあ、と思います。他の料理は総額が6,000円程度でかつ品数が多くなるように組みました。全7種類です。今回は私の不手際で料理の写真を撮り忘れましたが、ホームページでご覧になれます。
総額のポイントはお酒の見積もりでした。サッポロビール那須工場が生産する、知る人ぞ知る無濾過生ビール“白穂乃香”を参加者の皆さんに飲んでもらいたい、と思っていました。首都圏の一部と愛知県の限られた飲食店のみで提供されているビールです。白穂乃香の次は剣菱の一合升(樽酒冷酒)として、昼食なので、これくらいかなと計算していましたら、誤算でした。白穂乃香20杯、剣菱樽酒33杯、麦焼酎(知心剣)1合が売れました。奥の座敷を借り切っていましたので、他のお客さんに迷惑はかからなかったと思いますが、我々の一角がとても賑やかでした。一人当たり7,000円はざる研の史上最高額でした。
次回9月13日(水曜日)第77回は、ざる蕎麦研究会初のバスツアーで、茨城県鉾田市「村屋東亭」を訪問します。往路で「つくば宇宙センター」を見学、復路で「千葉県香取市佐原」を散策します。既に定員20名を超える参加申し込みをいただいています。
(文=木本芳樹、写真=國友康邦、福田 豊、木本芳樹)
第27回寄席研究会のご案内
寄席研究会は2012年に発足し、今回は27回目となります。コロナ禍で末廣亭での開催は3年半ぶりです。皆様のご参加をお待ちしております。
新宿末廣亭6月下席昼の部観賞会
◆日 時=2023年6月27日(火)12:00~16:15
◆場 所=新宿末廣亭(新宿三丁目)
◆集合場所=各自お好きな時間に入場し、終了後に入口付近にお集りください。懇親会を予定しています。
◆入場料=シニア 2,700円(全席自由)
◆懇親会費=2,500円程度(希望者のみ)
◆主な出演者=鈴々舎馬るこ 古今亭文菊
柳家さん喬 柳亭こみち(ワセダOG)
林家正蔵 入船亭扇遊
三遊亭歌奴(トリ)
*備 考=夜の部の前半に人気の春風亭一之輔が登場しますので、混雑も予想されます。出来るだけ早い入場をお勧めします。
■連絡先=伊藤 徹 電話 090-8749-7442
(以 上)
第61回ゴルフコンペ(春季)の報告
・開催日=令和5年5月25日(木)
・場 所=青梅ゴルフ倶楽部
・スタート=中コース 9時3分から3組
・競技方法=18ホールストロークプレイ、新ぺリア
61回と回を重ねているゴルフ同好会コンペですが、参加者の減少が悩みです。今回も縁を辿って2名の方に参加いただき、何とか2組で開催できました。
猛暑だったり、寒かったり、不安定な気候が続いていますが、当日は晴れ、暑さもそれほどではなく、絶好のゴルフ日和でした。会場の青梅ゴルフ倶楽部に着くと、受付に「国分寺稲門会ゴルフコンペ」の看板が・・・。
なんと国分寺稲門会も同日ほぼ同時刻の開催でした。幹事さんに聞きますと、あちらもメンバー集めには苦労した、とのことで、やっと3組12名集めた、とのことでした。
青梅ゴルフ倶楽部は結構距離が長く、皆さん苦労され、100を切ったのは一人だけでした。ニアピンも4ホール×7名で28回トライして誰も乗らず!! 幹事として賞金節約はありがたいのですが、会としてレベルが問われますのでなんとか皆さん、頑張っていただきたい。
優勝は幹事の河崎、ホームコースなので自慢できません。スコアは97,100を切ったのは一人だけでした。2位増田さん、3位百々さん。
次回は11月14日(火曜)、西武園ゴルフ場での開催を予定しています。皆さん、ぜひ予定に入れておいてください。
【参加者7名(敬称略)】河崎健治、小林 淳(小林市長の夫君)、塩田智男、鈴木達也、千葉恭子(ご主人が早大卒)、百々謙治郎、増田峰夫
(文=河崎健治)
第56回散策の会報告
馬込文士村めぐり
令和5年5月20日(土)
大正後期から昭和初期にかけて、大森区馬込町を中心に多くの文士や芸術家が暮らしていました。その地域を指して「馬込文士村」といいます。尾﨑士郎や萩原朔太郎らが中心となって文士を誘い、その結果、川端康成・宇野千代・佐多稲子などそうそうたる顔ぶれが集まってきました。その数は57人に及んだそうです。彼らは文学談義に華を咲かせるなど、さまざまな交流を図ってきました。その一端でも垣間見ることができればと、今回の散策を企画してみました。
この日大森駅の改札口では待ち合わせの間に早慶戦観戦の話が出ました。そこからの連想で唐突ですが・・・慶応・明治~令和に至る年号の略号(K・M・T・S・H・R)が東京六大学のイニシャルと同じだと気付いた人がいました。「ウッソー“W”がないじゃないか!」と思われるでしょう。実は“S”を早大と読ませるのです。ちょっと苦しいかな!〈閑話休題〉
区の案内を見ると、文士らの旧宅跡を巡るには3・5・7時間の3コースがありましたが、“ヨタヘロ”までにはまだまだ間があるみなさんとはいえ、どれもきつすぎるようです。そこで「70歳で矩をこえず」(孔子)の教えに従い、身の丈に合うコースを考えてみました。なお訪れた記念館はすべて大田区立で入館料は無料でした。
【写真はクリックすると拡大します】
☆文士たちのレリーフ(大田区山王2-8-2)
大森駅前の通りを渡るとすぐに八景天祖神社があります。神社に向かう石段脇には、馬込文士村の住人43人の顔がびっしりと刻まれた群像レリーフがはめ込まれていました。キャラの濃い顔なら一目見て「あっこれは○○だ」とすぐ分かりますが、デスマスクのようにも見えて不気味さも感じます。他に当時の文化人らしく、麻雀卓を囲んだりダンスに興じたりする様子が表現されているレリーフもありました。
☆馬込文士村資料展示室(大田区山王3-37-11)
文士村ゆかりの作家・芸術家たちの作品や写真が展示されていて、村の概略を掴むのに役に立つのでは・・・と思い立ち寄ってみました。
☆龍子記念館(中央4-2-1)
近代日本画壇の巨匠・川端龍子の文化勲章受章と喜寿を記念して建てられました。数々の迫力ある大作が並ぶ様は圧巻です。予想以上にすばらしかったという声も聞こえました。この建物は龍子自身の設計で、名前をもじってタツノオトシゴの形をしているといわれています。ただそういわれても外観だけでは分かりません。ドローン空撮の写真でもあればいいのですが。
ところで平成29年の散策「池上七福神めぐり」で、ここの近くの本門寺を訪れています。そこの大堂の天井に描かれていた「龍」は川端龍子の作品(未完)だったことをご記憶でしょうか? ご近所の縁ということでしょう。
さて、次の山王草堂記念館まで、下見の際には坂道の上りもあり早足でも35分ほどかかってしまいました。これではみなさんに文字通りのご足労をかけますので、本番では一部区間はバス利用に変更しました。
☆山王草堂記念館(山王1-41-21)
徳富蘇峰の旧宅の一部を保存し、蔵書・書簡・原稿・愛用品などを展示しています。地味ですが価値ある資料の数々です。周りをかなり広い庭が取り囲んでいます。
蘇峰はジャーナリスト・思想家・歴史家で、日本で最初の総合雑誌「國民之友」や「國民新聞」を創刊し、さらには100巻にも及ぶ「近世日本國民史」を刊行しました。彼はこの家を大正13年に建て、昭和18年に熱海に移るまでここで暮らしていました。
☆尾﨑士郎記念館(大田区山王1-36-26)
あの「人生劇場」の作家で、早大の先輩でもある尾﨑崎士郎の家(客間・書斎・書庫・庭)を復元して平成20年に開館しました。家の中には入れず、家を一周する形で窓越しに見るという展示手法をとっています。客間の机の上にはお銚子と盃が置かれていて、酒をこよなく愛した人生を表現しているのでしょう。玄関には横綱審議委員会のメンバーだったせいか双葉山との写真や、どういう訳か長嶋を囲む家族の写真もありました。
彼は大正12年に山王に住み始め、その後何回か現在の大田区内を転居しましたが、昭和29年にこの場所に落ち着き、亡くなるまでの10年間住み続けました。
ここでふと想い出したのが、平成31年の小平稲門会新春交歓会での、座布団帽子をかぶった嶋田さん(調布稲門会)の名調子「人生劇場(口上)」です。
『早稲田なりゃこそ 一目でわかる 辛い浮世も 楽しく生きる バカな奴だと笑わば笑え 人にゃいえない こころいき』。
この後、大森駅へ向かい解散しましたが、総歩数は8,300歩。道中でみなさんが“辛い坂道も楽しく歩く心意気”を発揮してくれ、世話役は助かりました。
【散策後の懇親会】
懇親会は訪れた先々でやった方がいいというご意見もあります。でも、飲み終わったあと長時間吊革につかまり揺られながら帰宅するのは、ご老体にとって危険でもあり酷なのではないかと思います。そこでつい新宿や高田馬場あるいは小平の店を選んでしまうのです。今回は新宿の「三平」という学生時代を思い出す懐かしい店にしました。広く明るい店内で好みのお酒やつまみを取り、疲れを癒す楽しいひと時を過ごしました。
【参加者】
伊藤(徹)・大島・北橋・國友・佐藤(俊)・末次・瀧川・竹内・松村・山本(10名)
(文=佐藤(俊) 写真=松村・佐藤)
2023西東京稲門会地域連携講演会
西東京稲門会(緒方 章会長)の2023地域連携講演会は、次の要領で行われます。
◆開催日=2023年6月25日(日) 13:00~14:00(受付開始12:30)
◆会 場=早稲田大学東伏見キャンパス 79号館205教室(東伏見STEP22)
◆講 師=発声学専門家/音楽教育家/音楽プロデューサー・野口千代子氏
◆テーマ=楽しく学ぶ発声と呼吸法ー美声と免疫力アップをめざしてー
◆入場料=無料(一般公開、予約不要)
第6回小平三田会作品展
狛江稲門会創立25周年記念
「心のふるさとコンサート」
狛江稲門会(上村邦雄会長)は、創立25周年を記念して「心のふるさとコンサート」を次の要領で開催します。
■開催日=2023年6月25日(日) 開場13:00 開演13:30
■会 場=エコルマホール(狛江市民ホール)
東京都狛江市元和泉1-2-1 電話03-3430-4106
■出 演=次のとおり。
①早稲田大学グリークラブ(輝く太陽、光る青雲、宇宙戦艦ヤマト、ほか)
②早稲田大学交響楽団(川の流れのように、リベルタンゴ、ムーンリバーほか)
■入場料=無料
第72回ワイン研究会報告
2023年5月19日の第3金曜日、定例のワイン研究会が永田珈琲「こもれび」で開催されました。当日は大雨にも係わらず、ワイン好きが10名参加。コロナ終息で同好会活動に参加を開始した、とおっしゃった井垣さんの乾杯で始まりました。スタートはブルゴーニュの白、シャルドネから。すっきりした辛口が乾いた喉をすっと通過します。続いてアルザスの白。ブドウの種(セパージュ)はリースリング。この種は主にドイツで生産される白ワインに使われていますが、やや甘いのが特徴です。しかし、同じリースリングでもアルザス地方の種は辛口で食事によく合います。同じ種でも醸造される土地(テロワール)の違いでこれほど差が出るのもワインの不思議の一つです。
次いで南アフリカ産の赤、カベルネソービニヨン。南アのワインは他の種との組み合わせ(アッサンブラージュ)ではなく、単一の種で醸造されるのが特徴です。今回は7本飲み干しました。持込料無料、瓶のかたずけもやっていただける永田珈琲さんは実にありがたい。井垣さんから2点、お知らせがありました
1点は5月27日に長野県宮田村で開催される「ワインまつり」の案内。宮田村は村を挙げてワイン振興に取り組んでおり、当研究会とも交流しています。
2点目は当会の支援で早稲田校友になられた醸造家斎藤さんのワイン、「キスヴィン」がANAのファーストクラスで提供されるワインに決定したこと。ANAファーストクラスに乗る機会がありましたら是非ご堪能ください。
来月は6月16日(金)に開催します。皆様の参加、お待ちしています。
【参加者(50音順)】10名
井垣、伊藤(徹)、河崎、國友、栗原、篠原、末次、冨平、野村、牟田
(文=河崎健治、写真=國友康邦)
第27回映画鑑賞会の報告
「帰れない山」
第27回映画鑑賞会を下記の通り開催いたしました。
■鑑 賞 日 時: 2023年5月8日(月)12:05~14:45
■上 映 館: 新宿ピカデリー
■映画の題目:「帰れない山」
(あらすじ)都会育ち(A)と山麓育ち(B)の二人が、少年時代から育んだ固い友情をテーマにした映画。
都会育ちの少年(A)は、イタリアのモンテ・ローザ山麓の小さな山村で牛飼いをしながら叔父夫婦と暮らす少年(B)と出会い、山での生活の中で互いに固い友情が育まれた。しかし、青年時代にお互いの家族も絡んでの(B)の進学のことで意見が合わないことから(B)は(A)を残して一人下山し、二人は疎遠になり各々別の人生を歩んでいた。
成人になり、それまで会うことはなかったが、(A)の父親が亡くなった時を機会に二人は再会し、(B)が(A)の家を建てるのを手伝ったりして二人の間に少年時代の友情が再び戻った。
(A)はネパールで子供達の支援などをおこなっていた。一方、(B)は結婚し農場経営をしていたが経営不振に陥り、(A)の助言も断わり奥さんとも別居し山を下ることもなかった。そしてある日(A)が(B)の住んでいた山小屋に行ってみると、山小屋は雪にうずもれていて(B)の姿は何処にもなかった。
少年時代に山麓で初めて出会い、一時空白はあったが再開後に山で二人だけで焚火をしながら楽しそうに会話している画面などは、永遠に固い友情で結ばれている感があった。
【参加者】(5名、50音順、敬称略)
荒木・鈴木・竹内・松村・山本
*鑑賞参加者の山本さんがこの映画の翻訳書を持参され完読されたとのことで、他の鑑賞者で回し読みをさせていただくことにしました。
【懇親会】(出席者5名)
・映画の感想、鑑賞者各自の登山経験談などを語り合いました。
・場所=日本料理 三平
・経費=¥9,770
・集金=(¥2,500×3)+(¥1,500×1)+(¥1,000×1)=¥10,000
・繰越=前回繰越¥2,820+今回残金¥230=¥3,050
(文=1967商・鈴木昭助)