野菜の原産地は世界に八か所と提唱した植物学者がいました
野菜の原産地は「その野菜のルーツとなる原種が自生する地域」と定義されています。1951年、旧ソ連の植物学者バビロフは、世界各地の栽培植物を調査し、世界の有用な植物の祖先が多く集まっている地域を推測して「作物の八大中心地」を提唱しました。
その八大中心地と作物の一例
1)中国…ソバ、ダイズ、アズキ、モモ、白菜など葉菜類など
2)インド・マレーシア中心地…イネ、ナス、キューリ、ゴマ、サトイモ、バナナなど3)中央アジア…ソラマメ、タマネギ、ホウレンソウなど
4)中近東…パンコムギ、オオムギ、ニンジン、エンバクなど
5)地中海沿岸…エンドウマメ、キャベツ、レタス、アスパラガスなど
6)アフリカ東部…コーヒー、オクラなど
7)南部アメリカ・中央アメリカ…トウモロコシ、インゲンマメ、サツマイモ、シシトウなど
8)南アメリカ…ジャガイモ、トウガラシ、トマト、ラッカセイなど
(2022.4.11)
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