ズッキーニは見た目は大きめのキューリのようですが、ペポカボチャの仲間です
イタリア料理の人気とともに知名度が高まった野菜のひとつで、軽くソテーして付け合わせや煮込み料理、フリッターなどさまざまな料理に利用されています。シャキッとした食感で、味にくせがないので、イタリアンだけでなく和洋中どんな料理にもあいます。
栄養的にはキューリに近く、ビタミン各種、カロテンとカリウム、カルシウムなどのミネラル類を多く含み、炭水化物が少ないので、低カロリーでヘルシーな野菜です。
完熟させてから収穫するカボチャに対して、ズッキーニは若い未熟な実を収穫します。細長い品種の場合、開花から1週間ほどたった、長さ20~25cmで収穫するのが標準です。
ズッキーニは蔓なしカボチャとも呼ばれ、株元の葉のつけ根に実が密集してつく性質があります。蔓がないので、蔓を伸ばすための広い場所は不要ですが、葉の広がり、草丈とも大株に育つので、1株に60~100cm四方の広さを確保する必要があります。
生育適温は10~23℃と言われ、低温にも強いですが、種まき、植え付けは遅霜の心配がなくなってからがお薦めです。直まきでもポリポットにまいて育苗してもどちらも可能ですが、育苗の方が植え付け後の生長が早くなります。
品種によっては、うどんこ病のような葉の模様がありますので、手で触って白い粉が付着しなければ葉の模様です。慣れないとうどんこ病と勘違いしますので、慌てずに触ってみることです。
(2022.6.1)
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