ネギには、根深ネギと葉ネギがあります
ネギは中国西部が原産地で、日本には奈良時代に渡来しました。
関東地方以北では根深ネギ(白ネギ、長ネギ)が、関西地方以西では葉ネギ(青ネギ)が広く栽培され、地方品種も種類が豊富で、食べ比べてみるのも一興です。
根深ネギは、土を盛り上げて日光に当てないようにする「土寄せ」の作業によって、主に軟白部を30~40cmほどに長く育てるものです。焼いたり、なべ物にしたりして食します。
葉ネギは、主に青々とした葉身部を薬味として利用します。根深ネギの「土寄せ」作業がほどほどで良いので、家庭菜園にはこの葉ネギが向いています。
ネギは古くからせきや鼻水、のどの痛みに効くとされて、風邪をひいたときなどネギをくるんだ手拭いやガーゼを首に巻くという民間療法が伝わっています。
(2022.5.6)
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