トウガラシ、ピーマン、シシトウは、元々トウガラシを起源とした植物です
トウガラシには「辛味種(トウガラシ)と甘味種(ピーマン)」があります。
辛味種は、香辛料として用いられ、鷹の爪、八房、伏見辛などです。
甘味種は、辛みが無く糖度が高く主に野菜として食されるピーマンですが、果種によって大中小に分類されて、それぞれカラーピーマン、ピーマン、シシトウと呼ばれています。
コロンブスがアメリカ大陸から持ち帰った中の一つがトウガラシで香辛料として歓迎されました。日本へはポルトガル人によって16世紀に持ち込まれたと言われ、江戸時代にはかなり普及していたようです。
ピーマンは、明治初期になって、様々なトウガラシと共に欧米から導入されました。しかし、さほど普及せず、昭和30年代後半になって消費が急速に伸びました。
辛さの単位を「スコヴィル(水で希釈して辛さが感じられなくなる倍率)」と言います。激辛ブームですっかり有名になった「ハバネロ」の辛さは、およそ30万スコヴィル。
トウガラシの辛味の汁が眼の周辺など皮膚の弱い部分に付着した場合、火傷のようにただれることがあるので、すぐに石鹸で洗い流すようにしましょう。
(2022.4.28)
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