日本がふるさとの野菜もあります
野菜はキノコを含めて世界に約800種類あります。そのうち日本で栽培されている野菜は約150~180種類で、ほとんどが外国からの渡来品です。
古くは縄文時代や弥生時代にさかのぼります。多くが「日本の野菜」と言っていいように品種改良が明治・大正時代に盛んに行われ、それまで利用されなかったキャベツやタマネギの栽培が定着しました。
そんな中で、日本独自の野菜が20数種類あります。
フキ、ウド、ヤマイモ、アサツキ、ニラ、ミューガ、サンショウ、ワサビ、アシタバクロクワイ、ミツバ、ツルナなどです。
しかし、渡来した「日本の野菜」の中で、特に大根は今や生産量・消費量ともに世界の90%を占めています。更に、かつては西洋野菜と呼ばれたレタス、セロリ、カリフラワーも食生活の西洋化によって、すっかり「日本の野菜」になりました。
今や、渡来した日本の野菜も日本独自の野菜も、日本食の野菜として広く普及していることは喜ばしい限りです。
(2022.4.24)
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