野菜を知ろう

野菜を知ろう(9)
ナスはダイエット食材であり、更にがんや生活習慣病などの予防にも役立ちます

ナス

ナスの原産地はインドと推定されています。
日本へは中国を経て奈良時代に渡来しています。東大寺正倉院文書には、天平勝宝2年(750年)にナスが献上されたとの記録があるそうです。

ナスは、日本人に最もなじまれている野菜のひとつです。特に、トマト、キューリと並んで家庭菜園の人気ベスト3に入っています
しかし、ヨーロッパでは13世紀に入ってから栽培されるようになりましたが、現在でも重要な野菜にはなっていません。

渡来当初、ナスは「ナスビ(奈須比)」と呼ばれましたが、宮中の女房言葉でナス(茄子)と呼ばれるようになりました。
英語名がエッグプラント(eggplant)です。形からの想像でこう呼ばれたのかもしれませんが、実の色までが鶏卵にそっくりなナスがあります。タマゴナスやシロナスと呼ばれる種類(変種)で実がなっている様子は、まるで殻をむいたゆで卵を飾り付けたようです。
日本ではナスと言えば黒紫色が普通ですが、欧米では白いもののほうになじみがある国も多いそうです。

ナスの紫色は主にアントシアニンの一種「ナスニン」と呼ばれる色素によるものです。強い抗酸化力があり、がんや生活習慣病の原因となる活性酸素を抑えます。また、目の疲労回復に役立つとも言われています。
ナスニンは、鉄やアルミニウムのイオンと結合すると美しい青紫色となり安定します。ナスの漬け物を作るときに古い鉄くぎや焼きミョウバンをいれるのはこのためです。

ナスは栄養的にみると、水分94%で糖質3%、植物繊維1%を含みますが、ビタミンやミネラルは少なく、さほどすぐれていませんが、低カロリーですからダイエットにはもってこいです。
また、利尿作業により体のむくみをとったり、歯周病予防に効果があるともいわれています。ナスの黒焼きを原料にした歯磨き粉も市販されています。

(2022.4.22)

◆目次は、2ページに。
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