ワイン研究会の第66回例会を12月20日(金)に開催しました。
・日 時: 令和元年12月20日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、上村、國友、栗原、篠原夫妻、末次、冨平、野村、早川、松村、山本(途中参加)、計17名 (50音順・敬称略)
10・11月と中止のため3か月ぶりの例会とあって参加申込み相次ぎ定員を超えての開催となった今回は、1か月遅れで今年のボージョレ・ヌーヴォーを味わう会ともなった。フランスに負けまいと日本の新酒も加わって、この日はフランス7、日本4、アメリカ2、チリ1本と本場フランスワインが半数を占めた。
例会スタートの乾杯役を引き当てたのが久々に顔を見せた上村さん。この日の最若手、現役とあって休暇をとっての参加とか。いきなりの乾杯発声役に戸惑いながらも自己紹介も兼ねて「皆さんの健康と幸せを祈ってカンパーイ!」。

最若手上村君(左列4番目)が元気に「乾杯!」。来年も良い年になりそう(^-^)
乾杯に使ったスパークリングは10月のツアーで訪れる予定だった甲府「サドヤワイナリー」のもの。乾杯のあと立ち上がったのが早川さん。ツアーのために用意していたというサドヤワイナリーと信玄ミュージアムのパンフレットを皆に配って「山梨観光大使」ぶりを発揮した。

「本当はバスの中でご説明を・・・」と
ちょっと残念そうな「山梨観光大使」
ボージョレ・ヌーヴォーを楽しむ会とはいえ、やはりまずは白ワインからとフランスワインに続いてカリフォルニア、ネバダのアメリカワインを2本。ネバダ州の白「チャールストンピーク」は、9月例会で「ラスベガスでのゴルフ帰りに立ち寄ったデスバレー近くの店でゲットした2本」と説明があった残りの1本。ラスベガスでの思い出話からアメ・フトやラグビーのワセ・スポの話題などいつもどおりに話が弾んでいくなかで、この日集まったボージョレワインを味わうことに。

こんなに揃うと、どれから飲もうか迷います~
とスタッフは忙しそうです
フランス・ブルゴーニュ地方南部の丘陵地帯・ボージョレで生産された2019年ヌーヴォー(新酒)、ボージョレの中でも限定された地区「ボージョレ・ヴィラージュ」で造られたワンランク上のヌーヴォー、平均30年以上の樹齢の高いぶどうの樹をいう「ヴィエイユ・ヴィーニュ」から造ったヌーヴォーを味わった。さらにヌーヴォーではないボージョレワインと次々と開けたが、ワインより話に夢中になって果たしてヌーヴォーの味わいは何処にという雰囲気も。

「ボージョレ・ヌーヴォーだからネ、こぼさないようにネ! 」
ソムリエさん達が心配そう
そんななか、お待ちかね(?)の「ワイキキタイム」に。今回のテーマは「家飲みが楽しくなる3つのルール」。それには、①ワインに詳しい人がいるショップで、②光・温度・置き方を見極め、③予算・目的・いつ飲むかをスタッフに伝えて選ぶことがコツだと学んだ。そしてワインをおいしくする「三種の神器」のワイングラス、オープナー、ワインクーラーを選ぶポイントについても「復習」した(遠藤誠『3つの法則で選ぶ美味しいワイン』、永岡書店刊より引用)。

今日の目玉ボージョレ・ヌーヴォーも空瓶になって・・・
安心してお勉強に身も入ります
ワイキキタイムの暫しの静寂の後は再びワインを飲みながらの歓談に。ボージョレに次いで登場の日本のヌーヴォー(新酒)「「2019ルバイヤート新酒甲州」(丸藤葡萄酒工業)を味わったが、この日は現存する日本最古のワイナリーを謳うまるき葡萄酒の「まるきベーリーA」など明治20年代前半に創業の老舗のワインのほかに、桔梗ケ原ワインバレーに昭和8年創業の井筒ワインの、信州でもなかなか手に入らないという「生にごりワインコンコード」などワイン業界に伝統を誇る有力メーカーのワインが続いた。そこには出席会員がそれぞれ色々と考えて持参した様子が伺えた。
会も盛り上がりそろそろ終盤というところにヒョッコリ現れたのが山本さん。近くでの忘年会が終わってワイン研に立ち寄ったという。それのみか散会後のカラオケにも参加して、得意のノドを聞かせたというから米寿を過ぎてのそのタフネスぶりには脱帽!

山本先輩ご登場! 終わりかけの会が一段と活気づきました
この日は11本のボトルを空けたところでコーヒータイムになって、ワイン研会長からこの1年お世話になったカサグランデの皆さんにお礼の品を渡すことと、毎回ソムリエ役を務めた河崎・冨平さん、写真と世話役の荒木さん、そして精勤参加の人たちに感謝のあいさつと「発酵きなこチョコ」の進呈があり、「令和元年」最後の会はいつものとおり賑やかな声を残して散会となった。

「今年も美味しいお料理を有難うございました!」
ツリーの下にプレゼント
散会後の恒例カラオケには11人が参加。時間制限のため歌う回数こそ少なくなったがその分一緒に歌って回数をカバー(?)して今年の歌い納めとした。
この日飲んだワイン(左から)
*サドヤ ドライスパークリング 泡・日本(山梨)
*セリエ・デ・シャルトリュ・シャルドネ 2018 白・フランス
*チャールストン ピーク 白・アメリカ
*ドリフティング・シャルドネ 白・アメリカ
*ルイジャド ボージョレ ヴィラージュ コンボージャック 赤・フランス
*メゾン・ジョゼフ・ドルーアン・ボージョレ・ヴィラージュ
ヌーヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ 赤・フランス
*ジャン・カリヨン・ボージョレ・ヌーヴォー 赤・フランス
*2019ルバイヤート新酒甲州 白・日本(山梨)
*まるき葡萄酒まるきベーリーA 赤・日本(山梨)
*シャトーロジェ・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 赤・フランス
*井筒ワイン生にごりワイン コンコード 2018 赤・日本(長野)
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次回の定例例会は、1月17日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは1月10日(金)ですが、最近は早く満席になっていますので、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申し込みください。
(文=井垣、写真=荒木)











開会恒例の乾杯は國友さんの発声で。それもイタリア大統領官邸や各国イタリア大使館の公式晩餐会では必ずサービスされるといわれるイタリアの代表的スプマンテ(スパークリングワイン)の「フェッラーリ ブリュット」でほんの少し「セレブ」な気持ちを味わいながら会は始まった。










しからば「赤」をと赤ワインが空いていく。飲むほどに口も滑らかになって隣や向いの席同士の会話が続いて「楽農会でもぶどうを栽培しては?」などの話も出て賑やかさが増していった。開会と同時に出された「キャベツとカニカマの中華キャベツ」に続いて「蒸し鶏のマリネ」、「ほうれん草とマッシュルームのキッシュ」といつもながらのカサグランデ特製料理が一層ワインの味を高めてくれる。
やがて、コーヒーが運ばれて閉会時間が迫るころ、ワイン研会長からの連絡が3つ。1つは、ワイン持参の場合は「持参ワイン・記録メモ」も作成してもってきてもらいたいとの要望があり、「自分の勉強にもなる」と賛成の声に、「メモが無くっても良いのでワイン持参はお願いしますよ」とはワイン研会長。次いで「ワイン研平成史」と題して作った小冊子の配布の件。作成実費での配布ながら、なかには3冊所望の人も出た。最後に「今回は定員人数制限のため5名が参加できなかったので、7月はこの人たちに優先的に参加してもらうようにしたい。そのため次回申込受付が少なくなることを承知願いたい」との話に「各回申込者の中から抽選で参加者を決めたらどうか」などの意見も出た。嬉しい悩みを抱える当会の現状を共有した。かくしていつもの賑やかな盛り上がりを見せた6月例会は終わった。
































