第39回ざる蕎麦研究会報告

1.日     時: 2016年9月21日(水)11時40分、JR三鷹駅改札集合
2.場     所: 「御狩野そば」  三鷹市大沢6-3-25・電話0422-31-9367・水曜休
 (  三鷹駅南口より朝日町行、車返団地行バス15分「都立野川公園」下車、バス停前)
3.参加者: 荒木、小川、国友、栗原、小林(弘)、末次、鈴木、滝沢、野村、早川、福田夫妻、
        堀田、山本(以上14名)

4.費    用: ¥80,071  @¥6,000 (残額¥3,929は繰越金)
5.前置き
月1回のざる研も7月は休み、8月は台風6号で中止、今月も台風16号が心配されたが何とか3か月ぶりの催行となった。
「御狩野そば」は名前の雰囲気ほど古くはなく、昭和43年創業、多磨霊園に近いことから法事や墓参がえりに多く利用される店のようで、蕎麦懐石をメインにしている。
会席の部屋はコース料理のみの利用と言われたが、コースからお刺身とデザートを外してお酒に振り変えることで了承してもらった。

全員でまずはビールで乾杯

全員でまずはビールで乾杯

6.経    過
蕎麦懐石への拘りは料理長指田英行さんにあって季節に合った創作料理を出してくれる。9月は重陽と中秋名月に因んだ料理、手の込んだ品々なのでとても材料や取り合わせは語れないが、皆からはとにかく美味いの評価、そば前の簡素な料理との違いを感じる。

〆張鶴・宝剣を飲みながら料理長自慢の京懐石風創作料理を楽しむ

〆張鶴・宝剣を飲みながら料理長自慢の京懐石風創作料理を楽しむ

意外に思ったのは鰆の焼き物、その名が示す春の魚では? 料理長の春、秋の魚で秋のほうが旨味が出るとは食べてみて納得、焼き秋刀魚の押し寿司は初体験だった。
酒は久し振りにと田酒を頼んだが生憎品切れ、デカンタで〆張鶴に続き呉の宝剣にした。予め我等がそばの研究会と云ってあったので、料理長から丁寧な説明があった。

初参加の福田さんご夫妻(右手前)

初参加の福田さんご夫妻(右手前)

「そろそろ新そばの季節になり北海道の音威子府のものが出始めているが、そばの旨味は1~2か月後と思うので今は昨年の常陸秋そばと赤城深山を合わせ、のど越しを考えて少量の繋ぎを入れた微粉挽き細打ちにしている」とのこと。出汁は本節の他に羅臼昆布を使ってバランスの良い味に仕立てていて、料理を京都で修業した話と共に京懐石風を実感した。
唯、我等としてはそばの量が少なかったのは些か物足りなかったが、今までにない高額にも拘わらず、美味しかったので何れレピートの声が高かったのは有り難かった。

常陸秋そば・赤城深山微粉挽き細打ち

常陸秋そば・赤城深山微粉挽き細打ち

帰りは料理長運転のワゴン車で武蔵小金井まで送ってもらい散会、今日はたまたま稲酔会と日程がダブってしまい私を含む4人がダブルヘッダーの一日となった。

御狩野そば前にて料理長さん(後列中央)と記念撮影

御狩野そば前にて料理長さん(後列中央)と記念撮影


■次回のご案内

10月の第40回ざる蕎麦研究会は、8月に予定していた「櫟庵」が台風で中止になり迷惑をかけたのでリベンジすることにし、10月31日(月)11時40分西武池袋線飯能駅改札集合とします。

(2016年9月23日、文:山本、写真:荒木・山本)

   

第38回名曲を聴く会の報告

開催日:2016年9月23日(金) 午後1時より3時30分まで
場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
曲  目:次のとおり。
モーツアルト   レクイエム 
指揮ヘルベルト・フォン・カラヤン  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  ウィーン楽友協会

名曲を聴く会_201609_1

名曲を聴く会_201609_2

この会合の常連であった白井康子さん(33年商)が残念ながら今月1日に逝去されたので、今月は白井さんを偲び、急遽予定を変えて、レイクエムの演奏で追悼した。
いつも座っておられた席に、いつもの様にコーヒーを置いたが、楽しそうに聴いておられたお姿が無いのは寂しい限りであった。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

昨年11月の会合でもレイクエムを聴いたが、この時の盤は指揮カール・リヒター、ミュンヘン・バッハ合唱団であった。

今日は、カラヤンらしい流暢な演奏であった。

アダージョ・カラヤン

名曲を聴く会_201609_3

名曲を聴く会_201609_4

今回静かな曲でということで、初めてCD演奏で聴いた。曲は、マーラーの交響曲第5番第4楽章「アダージェット」、アルビノー二「アダージョ」、グリーグ「オーゼの死」、他8曲で、白井さんを偲んだ。

本日の参加者 荒木、井垣、山本、小川、以上4名。

【次回開催】
日 時: 10月28日(金) 午後1時より3時まで
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
会 費: 1,000円 (コーヒー付)
曲 目: 次のとおり。
◎リスト ハンガリ-狂詩曲G244より6 曲
  ピアノ:  ロベルト・シドン
◎エリザベート・シュワルツコップ の魅力
  ピアノ: ジェラルド・ムーア、ワルター・ギーゼキング、他

(2016年9月23日、文:小川・写真:荒木)

 

 

第30回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第30回例会を9月16日(金)に開催しました。

・日  時:  2016年9月16日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園
駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、国友、佐藤(俊)、末次、竹内、冨平、野村、早川、山本、以上13名 (50音順・敬称略)

8月は夏休み。2か月ぶりに開催の9月例会は、「カンパーイ ♪ いま君は人生の大きな大きな舞台に立ち~♪」と朗々とした歌声で始まった。この日の乾杯係のトランプを引き当てた山本さんが得意のノドをチョッピリ披露して皆で「カンパーイ!」

山本さんに「乾杯」(長渕剛)の歌を歌ってから「かんぱ~い!!」

山本さん、「乾杯」(長渕剛)の歌を歌ってから「かんぱ~い!!」

今回もテーブルには前回からの持ち越し分を含めて12本のボトルが並んだが、うちスパークリングワインが3本。乾杯には、すっかりお馴染みになったキスヴィンワイナリーのスパークリングワインを選んだ。

乾杯のあとは、白ワインから飲み始めたが、ボルドーの白に続いて初登場がジョージア産マナヴィぶどう100%の白。「ジョージアってどの辺?」「ジョージアの出身力士がいるね」と、それぞれの知識の披露に加えて「紀元前6000年の遺跡発掘でぶどうの種とぶどうの樹の屑が見つかったことからワイン造り発祥の地である可能性が強まった」との解説もあって興味津々。

注目といえばパンでご存じ、アンデルセングループがデンマークをお手本に「土から食卓まで」のトータルストーリーのもと、広島・アンデルセンファームが、パンのある幸せをもたらすようにとの思いで名付けた赤ワイン「志」。同社では社員研修の一環として、社員はぶどう畑での栽培作業に携るのだという。

ワインの「キホンのキ」を学ぶ「ワイキキ・タイム」も続けて30回。これまでのおさらいも兼ねて(?)今回からはクイズ形式の新趣向。「ワインをグラスに注ぎ分ける。1本のボトルから、何杯分のワインが取れる?」など5つの質問にそれぞれ4つの選択肢から正解と思われる答えを選択。各自が選んだところで、正解を記した用紙が配られて自己チェックする方式。

日頃ビール党を以て任じ、ワインは苦手という伊藤稲門会会長が「4問正解したぞ!」と手を挙げて自慢顔の場面も。

真剣にクイズに挑戦

真剣にクイズに挑戦

唯一全問正解!の伊藤会長

唯一全問正解!の伊藤会長


家で飲み残したワインの保存法はどうすれば良いの」という質問をきっかけに、「こんなものがありますよ」とやおらワイングッズを取り出したのが竹内さん。飲みかけのボトルの内部を真空に近づけ酸化を防止する「ワインセーバー」、デキャンタ用「ワインポアラー」に、抜栓用「ソムリエナイフ」、イタリア製のシャンパン用ストッパー「キャディーニ」の4点。いずれも愛飲家には欠かせないものばかり。未使用の新品ばかりだったので、「どこで買ったの」「いくら?」と、しばしワイングッズの話で賑わった。

竹内さんお買い上げのワイングッズ

竹内さんお買い上げのワイングッズ

本会の楽しみは、ワインはもちろん、カサ グランデ心づくしの特製料理も。三皿目の酢豚ならぬ「酢鶏」が出たところで、「毎回こうして特別に料理を出していただいているので会費を少し値上げしてでも感謝の気持ちをあらわしてはどうか」との声も出されたが、お店の意向も確認し、今のままでお店の好意に甘えることとなった。

皮なしソーセージと、きのこの 味噌マヨネーズ焼き

皮なしソーセージと、きのこの
味噌マヨネーズ焼き

ささみともやしときゅうりの 中華サラダ

ささみともやしときゅうりの
中華サラダ

酢鶏

酢鶏

の六大学野球リーグ戦での早稲田の戦力分析から、広島カープの優勝の話になってカープファンの会員の得意顔など賑やかに話題が続いて、ワインのボトルが次々と空いて行くうちにコーヒータイムも迫ってくる。最後はチリ産のスパークリング・ロゼで〆ようと本日のソムリエ役の野村さん、栓を緩めようとした瞬間に大きな音とともにワインが威勢よく噴き出し周囲を濡らして皆を驚かせるハプニングも。「良い勉強になったよ」と野村さん、これもワイン研の一環???

賑やかに話が弾む

賑やかに話が弾む

一生懸命な今日のソムリエ

一生懸命な今日のソムリエ

かくしてコーヒータイムに入り、ワイン研会長から10月の第3回ワイナリーツアーの申込みが順調で、すでに24名と満席となったとの報告がされていつもどおり賑やかなうちに9月例会は終わった。

この日飲んだワイン

この日飲んだワイン

写真左から、
●キスヴィン・甲州スパーリングワイン        2014・山梨
●シャトー・マロット                                       白・2012・仏・ボルドー
バダゴーニ・マナヴィ・ドライ・                      白・2014・ジョージア               
●アンデルセン・「志」                赤・2015・広島 
●レ・フィエフ・ド・サンサック                赤・2013・仏・ボルドー
●トラピチェ・オークカスク                               赤・2014・アルゼンチン
●ヴィラ・ブリッチ・レブラ              白・2015・スロベニア

●北条                                                          赤・鳥取
●サンライズ・スパーリング・ロゼ         ロゼ・チリ
の9本。

散会後の恒例カラオケは3か月ぶりということもあって例会参加者の半数の7名が参加する賑わい、得意ののどでの熱唱が続いた。

(文=井垣、写真=荒木)

次回の例会は、10月21日(金)に第3回ワイナリーツアー(足利市ココ・ファーム・ワイナリー)を実施しますので、いつもの「カサ グランデ」での開催は11月18日になります。この日はボジョーレヌーボーの解禁日の翌日、ヌーボーを味わう会となります。会費は2,000円プラスワンコイン(任意)。ワイン愛好家はもちろん、ワインの世界を覗いてみたい方、どなたでも歓迎。申込締切は11月13日(日)ですが、会場の都合で参加者は14名迄ですので、早めに井垣(090-1196-1471)までお申し込みください。

田子倉湖の朝焼け

小平市写真連盟 会員
国友康邦(38商)

2016年8月25日に新潟県魚沼市の枝折峠で雲海の撮影を終え、会津へ。
翌26日の早朝、福島県只見町にある田子倉湖の朝焼けを狙い出かけました。田子倉湖は、只見川の本流をせき止めて造られたダム湖。
田子倉湖展望台から撮影していると、幸いなんとか太陽が顔を出し、その後、霧に包まれました。

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天気にも恵まれ温泉と、越後と会津のおいしいお酒を頂き楽しい撮影旅行でした。

 

 

枝折峠からの雲海

小平市写真連盟 会員
国友康邦(38商)

雲海が出る枝折峠(しおりとうげ)のパンフレットを見て、写真仲間と2016年8月 24日 ~26日、2泊3日で撮影旅行に出かけました。撮影を楽しむと同時に温泉、お酒も楽しむ企画でした。

新潟県魚沼方面から入り山古志村に立ち寄り、明日の撮影地の枝折峠を下見して大湯温泉に宿泊。翌朝3時30分に出発、枝折峠に向かう。天気は晴れ、1,000mの枝折峠から運よく雲海を見ることができました。

枝折峠は越後三山(越後駒ヶ岳、八海山、中ノ岳)のうち、越後駒ヶ岳の登山口です。

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撮影後、宿に戻り朝食をすませ、会津方面に向かう。

 

 

第77回ニモクサロンの報告

●日  時:2016年9月8日(第2木曜日)12:00-14:30
●場  所:東大和市駅前・BIGBOX 東大和 B1室
●会  費:2,500円(1,000円以内の昼食+飲み物+室料1,050円)
●参加者:13名。荒木・井垣・伊藤(順)・伊藤(徹)・小平・久保田・鈴木(昭)・滝沢・竹内・野村・堀田・山本・横田 (敬称略、五十音順)

朝から、スコールのような雨が降る荒れた1日…。合間を縫って13名の方がご参加でした。

急に静かになりました…。黙々とお食事中!

急に静かになりました…。黙々とお食事中!

まずは、明日以降の9月開催同好会のご案内から。
★ 12~13日は、温泉を楽しむ会。青梅「岩倉温泉」で。締切終了ですが、中村さんへ。
★ 14日は、麻雀同好会の会例会。国分寺「三千院」。山口さんへ。
★ 16日は、ワイン研例会。人数は14名の限定募集です。井垣さんへ。
★ 18日は、観劇の会。下北沢で「ケンジの森のバス停」、志村さん作・演出。穂積さんへ。
★ 20日は、ゴルフコンペ「西武園ゴルフ場」。増田さんへ。
★ 21日は、ざる蕎麦研究会。三鷹「御狩野そば」。山本さんへ。
★ 21日は、17:30より稲酔会例会、「虎居」で。馬場さんへ。
★ 23日は、名曲を聴く会例会。国分寺「でんえん」で。
★ 24日は、散策の会「調布飛行場近辺」 滝沢さんへ。
9月は忙しい月になりました。詳細は小平稲門会のホームページをご覧下さい。

少し早いですが、10月の企画活動をお知らせしておきます。
★ 7日は、寄席研、「新宿末広亭」で。伊藤(徹)さんへ。
★ 21日は、第3回ワイナリーツアー。足利「ココ・ファーム・ワイナリー」。井垣さんへ。バス利用募集人数は24名、現在残りは1席。

★ 29日は、ワセ・スポを愛する会の「早慶戦」観戦。チケットは馬場さんへ、締め切りは10月15日。
このほか例会、他の企画も出てくると思われます。ホームページでご確認ください。

今日は特に用意した企画がなかったので、皆さんと自由なお話で過ごしました。
●8月21日6支部合同麻雀大会は、国分寺の「三千院」で行われ、9卓満席の賑わいだったそうです。個人7位は横田さん、残念ながら小平は…後ろから数えて1位。祝乾杯は無しですネ。
●悲しいお知らせは、白井康子さんが9月1日に肺炎で亡くなられたことでした。お洒落で素敵な先輩…。心よりご冥福をお祈りいたします。
●国分寺稲門会主催の「国分寺寄席研」にいらした方達から、素晴らしかったとのご報告。役員さん達の大活躍、国分寺には芸達者な役員さんが多くて驚きましたね。
●珍しくTV番組の話題。「YOUは何しに日本へ?」。結構ファンが多いようですね。
●山中毅さんが早稲田大学のスポーツ功労者として表彰されました。伊藤会長から表彰式の様子を伺うことが出来ました。おめでとうございます。詳細は早稲田大学のニュースで。

次回ニモクサロンから、皆さんの今までの人生の思い出に残る活躍、仕事、他、いろいろ聞かせていただこうということになりました。同じ時代を過ごしてきた者達同士ですから、きっと楽しい話題が広がると思います。宜しくお願いいたします。

                  (文・写真=荒木)

 

 

第12回女子懇親会の報告

日    時: 2016年9月7日(水) 12時~14時30分
会    場: セレオ国分寺(国分寺駅ビル)9 階・中華料理「華琳」

参 加 費 : 各自注文実費(ランチと珈琲1,600円位)
参 加 者 : 荒木・今井・大竹・久保田・浜田・藤崎・牧野(敬称略、五十音順)
お話担当:今井さん 「知的障害について」

ティータイム。左中央が初めてご参加の浜田さん

ティータイム。左列中央が初参加の浜田さん

今回は7名の方が、参加されました。嬉しいことが一つ、新しく浜田さんがご出席下さいました。緊張していますと仰っていましたが、すぐに溶け込んでしまわれました。同窓というのは不思議な世界ですね。それだけで心を許し合えます。
そして、実は今回4人の方が介護でご欠席でした。長寿社会では私達も介護世代ですね。

悲しいご報告がありました。いつもお洒落でセンス抜群、みんなをほんわかと楽しい雰囲気に包んで下さっていた白井先輩が、9月1日肺炎で亡くなられました。
イコンのような不思議なテンペラ画作品を見せて頂いた会の時の、美しい笑顔が忘れられません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2015年7月の女子懇親会でお話する白井さん

2015年7月の女子懇親会でお話する白井さん

白井さんの作品

白井さんの作品


さて今日のお話担当は、前回が初参加だった今井さん。現在活動していらっしゃる、障害者のグループホームでのお仕事の話でした。

お話する今井さん

お話する今井さん

今井さんのお仕事、学芸大事務補助の仕事が終わった時、何か他の仕事をしてみたいと、桜町病院の施設に就職されて2年。9時から18時まで、60代7名、20代1名の軽い知的障害の女性達が生活するグループホームで、生活支援を週2,3回行っていらっしゃるそうです。
この仕事では、公的な資格(ヘルパー2級以上等)は要らないそうで、ホームの利用者さんの出来ない高度な作業、例えばお料理やお金を使っての買い物などのお手伝いをするのが、今井さん達のお仕事なのだそうで、皆さんのお母さん役のようですね。

 そんな仕事の中で、今井さんが学んだことのお話は、とても感動的なものでした。資格がなくても出来る?ということが不思議だったのですが、その謎が解けました。今井さんは、「私も初めての経験でしたが、彼女達と自分の間に何も違いはないのです。人間はみな同じで、何か一つのことをやりあげるのに少し速度が違うだけ。時間の流れが私達は速く、彼女たちはゆっくり流れているだけなのでしょうね」と。

記帳だけしか出来なかった方が、ゆっくり電卓を使えるようになった時の自信の笑顔、まだまだ可能性を秘めていらっしゃる皆さん、その方達に寄り添うように自分を合わせていく苦労も、楽しみも話して下さいました。

「人間はみな同じ」。以前他のヘルパーさんからも伺った言葉ですが、助けてあげる、指導してあげるという支援は間違っていますね。寄り添ってともに時間を過ごしていく、そんな世界なのかもしれません。心が晴れるような素晴らしいお話でした。(^-^)

次回の女子懇親会は11月9日(水)、12:00~14:30、 セレオ国分寺9 階・中華料理「華琳」で。お話担当はこれから交渉します。皆さんお断りにならないで下さいね。(^_-)-☆

(文と写真=荒木)

第9回映画鑑賞会の報告

1.鑑    賞    日   時: 2016年9月2日(金)13:40~15:55
2.鑑    賞    映   画: 「後妻業の女」(¥1,100/人)
3.映        画       館: 新宿ピカデリー
4.参加者(敬称略): 荒木、井垣、伊藤(徹)、小川、国友、栗原、竹内、山本、鈴木(計9名)

《感  想》
あらすじは既報の「第9回映画鑑賞会のお知らせ」を参照ください。

出演者の大竹しのぶ、豊川悦司、小野真千子、笑福亭鶴瓶等の演技力を感じさせられました。
「後妻業の女」のパンフレットにも記してありましたが、現在日本には結婚相談所が4,000社あるそうです。熟年離婚が急増し65歳以上の男性5人に1人、女性2人に1人は独身とのこと。大竹しのぶが演じる(小夜子)のように遺産目当てだけの悪女は極々稀でしょうが、実は小生と同じゼミの資産持ちの男性が一昨年36歳の女性と結婚しました。ゼミ友達みんなで財産目当てでなければよいがと心配した次第です。そして昨年子供を授かりましたが、この映画を見ながらゼミの結婚した男の顔が浮かんだ次第です。

《懇親会》

鑑賞後に参加者全員で新宿区役所の近くにある埼玉県蓮田市の酒蔵が経営する居酒屋「清龍」で、ビールで乾杯から始まり刺身、焼き鳥などを肴に「清龍」の純米原酒や本醸造などを飲み比べしながら約1時間半、和気藹々の懇親会を持ちました。

懇親会は居酒屋「清龍」で

懇親会は居酒屋「清龍」で

当日、井垣さんから、大竹しのぶがこの映画の撮影時の裏話や高齢者社会などについて記述した文藝春秋(9月号)の切り抜きを参加人数分わざわざコピーしてお持ちいただきました。記述内容は大変興味深いものでした。改めてお礼申し上げます。

(2016年9月5日、文・写真=鈴木)

 

早稲田だより 2016年8月号

2016年8月25日

海外協定校数は616大学に進む“全学生留学計画”
早稲田大学が創立150周年を迎える2032年に向けて策定された中長期戦略“Waseda Vision 150”では、13の核心戦略によってビジョンの実現を図ろうと計画されていますが、その1つ「グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築」では「すべての学生が、留学、海外フィールドワーク、国際ボランティアなど、海外での学習を経験するための体系を整備する」を掲げています。

早稲田大学留学センターの飯野公一所長(国際学術院教授)によると、2015年度には海外協定校数は84か国・地域、616校に達し、国内の大学では“最大級のネットワーク”が構築されました。エリア別でみると、アジアが最も多く214大学、次いで欧州198大学、北米・南米178大学、オセアニア19大学、アフリカ9大学という内訳。海外留学生数は、2012年の2,541人から2015年には3,034に増加しています。国別・長期派遣留学生の行き先ベスト10は、米国が圧倒的に多く485人。以下、英国72人、中国58人、フランス39人、ドイツ38人、イタリア32人、アイルランド/カナダ31人、オーストラリア/スウェーデン25人。

飯野所長は「学生の語学レベルや目的など、一人ひとりのニーズに合わせて選択できるよう、多彩なプログラムを用意しています」と説明しています。

(参考資料:CAMPUS NOW 2016 盛夏号)

《イベント情報》
會津八一記念博物館
(1)「殿姫発掘60周年記念 甦る九十九里の埴輪群像―3D考古学の挑戦―」
早稲田大学の故・滝口 宏名誉教授らによる千葉県殿塚・姫塚古墳の発掘60周年を記念したもので、3次元計測など最先端のデジタル技術を用いた埴輪の研究成果が展示されます。詳細はこちら
☞ 2016年10月14日(金)~11月19日(土)、1階・企画展示室。入館無料。 
 
(2)「中国陶磁の流れ」
新石器時代の「彩陶渦巻文双耳壺」から明清時代の五彩や青花あるいは単色釉の作品まで、中国陶磁史の大筋の流れが富岡コレクション【注】で紹介されます。詳細はこちら
2016923日(金)まで、1階・富岡重憲コレクション展示室。入館無料。
【注】富岡コレクションは、 日本重化学工業株式会社の初代社長富岡重憲氏(1896~1979年)が永年にわたって収集した作品を基本に、(財)富岡美術館時代に寄贈・購入された作品を含むおよそ900件の作品から成り立っています。東洋陶磁と近世書画の2つが大きな柱。2004年、早稲田大学會津八一記念博物館に寄贈されました

●演劇博物館
(1)2016年度秋季企画展「落語とメディア」展
落語とメディアの密接な関係をたどりながら、多様性を見せている落語と落語界の現状が明らかにされます。
☞  2016年10月1日(土)~2017年1月18日(水)、2階企画展示室。入館無料。