第36回名曲を聴く会の報告

開催日:2016年6月24日(金) 午後1時より3時まで
場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
曲  目:次のとおり。
サン=サーンス 交響曲第3(オルガン付)
  エルネスト・アンセルメ指揮  スイス・ロマンド管弦楽団

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し振りで聴いたが、さすがの名盤である。
第3番ハ短調は全体が2つの楽章で出来ているが、それぞれさらに2つに分けて考えられるので、
実際は4楽章といえる。第2楽章のオルガンと弦の圧倒的な強演が印象的である。

マリア・カラス アルバム

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マリア・カラスのソプラノを歌劇の名場面、合わせて14曲聴いたが、さすがに声量豊かで、往年の面影を想い起こさせた。

【次回開催】
日 時:7月22日(金) 午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
会 費: 1,000円 (コーヒー付)
曲 目:次とおり。
バッハ  ブランデンブルグ協奏曲
  カール・ミュンヒンガー指揮    シュトゥットガルト室内管弦楽団
◎マリオ・
デル・モナコ 歌曲集

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本日の参加者(敬称略): 荒木、井垣、栗原、滝沢、山本(杉並)、小川、以上6名。
おって、例によって赤ワイン1本で歓談後、散会。

(文:小川、写真:荒木)

 

 

 

第8回映画鑑賞会の報告

1.鑑    賞    日   時: 2016年6月20日(月)10:20~12:05
2.鑑    賞    映   画: 「ふたりの桃源郷」(¥1,100/人)
3.映        画       館: ポレポレ東中野
4.参加者(敬称略): 荒木、小川、栗原、末次、鈴木(計5名)

みんなで並んで当日券を買いました

みんなで並んで当日券を買いました

《あらすじと感 想》
映画は、山口放送のテレビディレクター(この映画の監督でもある)が25年に亘り岩国市近くの山奥で生活していた大変仲の良い老夫婦(夫=寅夫・妻=フサコ)を扱ったヒューマンドキュメンタリーである。

子育て前に山を切り開き生活していた夫婦が、子育ての終わりとともに再び山に入った。電気、水道、電話もなく、動かぬバスを寝室代わりにしながら山の湧水と薪で風呂を焚き、畑で作物を作り二人で料理して、時には寅夫の大好きなキノコ採りなどをして平和な日々を送っていた。
然しながら年々老いて来て寅夫が癌を発病し、夫婦で老人ホーム生活になり、平成19年に93歳で亡くなる。フサコは認知症に罹って寅夫が亡くなったことも分らない状態で、その後平成24年に寅夫と同じ93歳でこの世を去った。


二人の間には三人の娘がおり、それぞれ所帯を持ち関西地区で居住しているが、寅夫が体調を崩した頃から三人娘の家族達が畑仕事を手伝いに来たりしていた。その中で寿司屋を営んでいた末娘夫婦が寿司屋を廃業し、転居してまで老夫婦の世話をすることになった(なぜ末娘が世話をすることになったかは定かでないが)。そして現在も老夫婦の畑を引き継いでいる。
末娘夫婦の、寅夫を車いすで畑に連れて行ったり、認知症になったフサコをおんぶして山に連れて行って寅夫の名前を呼ばせたり、スプーンで食事を与えたり、特に末娘の夫の献身的な家族愛、親孝行には心打たれた。

尚、山口放送は現在も継続してこの末娘夫婦の生活を時々取材しているそうである。

楽しくて美味しい反省会です

楽しくて美味しい反省会です

《懇親会》 
映画館近くに適当な場所がないため、国分寺に移動し駅ビルの「華琳(中華料理店)」で昼食を摂りながらの懇親会。
・初参加の末次さんはじめ鑑賞者全員で感想を述べ合い
・ポレポレ東中野の予告編の話題

・次回鑑賞について

(文・写真=鈴木)

 

 

第28回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第28回例会を2016年6月17日(金)に開催しました。

ご苦労さん! まずお味見を

ご苦労さん! まずお味見を



日  時:  6月17日 15時-17時
場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園
駅傍)
参加者:  荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河 崎、 国友、末次、滝沢、冨平、中村、山本、以上12名 (50音順・敬称略)


常連参加者5名の欠席で、しばらくぶりに12名での例会となった。この日ジョーカーを引き当てたソムリエ役は、国友、中村のご両人。初めて乾杯用のシャンパンの栓を抜く中村さん、ベテランの国友さんの指導を受けて緊張の面持ち。無事に心地よい音を立ててコルクを抜き、思わず「楽しいな!」。

ワイン研会長の発声で乾杯するのを常としていたが、冒頭、会長から「今後は席決め同様、トランプで「Q・クイーン」を引いた人が乾杯の発声をすることにしたい」との提案があり、今回はワイン研の「荒木クイーン」を指名、荒木さんの発声で乾杯して、会は始まった。

今日の乾杯クインは荒木さん

今日の乾杯クインは荒木さん

この日は前回から持ち越しの5本に加えて8本の持参があって、13本がテーブルに並んで壮観。フランス(2)、スペイン(2)、ポルトガルの「旧世界」5本に対して、日本(4)、オーストラリア(2)、カナダ、チリの「新世界」産が8本集まったのが特徴。
なかでも注目が、乾杯に使ったスペインのシャンパンともいうべき「カバブリュット レゼルバ」。スペインのカタルーニャ地区で15世紀に創業し、画家のダリも愛飲したという老舗ワイナリーの産。

乾杯のあとは、まず冷えた白から。山梨、信州の日本ワインから順次赤へ。どのワインから開けていくか、ソムリエ役も頭が痛そう。

今日飲み干したワイン

今日飲み干したワイン

飲み干したワインは次のとおり(写真左から)。
カバ ブリュット レゼルバ カスティロ ペレラーダ  泡白・スペイン ベネデス
グリド甲州                                                          白・日本 山梨
五一わいん スペシャル                             白・日本 塩尻
ハーディーズ VR シラーズ              2013・赤・オーストラリア
ミッションヒル オカナガン ヴァレー          赤・カナダ
シャトー レ ルミーズ                               赤・フランス ボルドー
ジョージ・ウィンダム ビン444                          2013・赤・オーストラリア
五一わいん スペシャル                           赤・日本 塩尻
シャトー ボオ                                      2011・赤・スペイン
レオン ロージュリル                               2014・赤・フランス

運ばれるカサ グランデの特製料理を味わいながら、ズッキーニの料理談義を始め心地よいワインの酔いも加わって話題は弾む。イチローの安打数世界記録や都知事問題の「号外話題」はもちろん、カナダへ旅行の河崎さんのお土産ワインを飲みながらバンクーバーなどカナダ駐在の往時を懐かしむ人も出るなど、いつものペースで盛り上がっていった。

丸茄子の味噌マヨチーズグラタン ズッキーニ ツナ味噌チーズ焼き

丸茄子の味噌マヨチーズグラタン
ズッキーニ ツナ味噌チーズ焼き

とうふと枝豆のサラダ

とうふと枝豆のサラダ

鮭のホイル焼き

鮭のホイル焼き


ワイキキタイム」。前回に続いて食卓で披露すると喜ばれる(?)ネタを増やそうとの第2回は、「作家とワイン」の話。アメリカの文豪ヘミングウェイが愛したワインが「シャトー マルゴー」。飛行機事故など数々の事故に遭いながら最後には自殺するが、ヘミングウェイが孫娘の名前にマルゴーの英語読みの「マーゴ」と名付けるが、彼女もまたヘミングウェイの死と同じ日に自殺したという

次は「三銃士」で有名でワインにも詳しい文豪アレキサンドル・デュマの話。辛口白ワインの「モンラッシェ」は「脱帽し、ひざまずいて飲むべし」といわれるが、これはデュマの「ダルタニアン物語」が出典とか。また「三銃士」は実は4人、「デュマ」も「大デュマ」「小デュマ」親子2人、などと食卓の話題を仕込んだ。
(注:葉山考太郎著『知ればおいしい!  今夜使えるワインの小ネタ』 講談社刊より引用)
これらの話に出てくるロマネコンティやシャトーマルゴーなど世界的有名ワインのチョット届かぬ(?)値段の話には溜息も…。

チョッとタメになるワイキキタイムでお勉強中

チョッとタメになるワイキキタイムでお勉強中

美味しいワインとお料理、楽しい話題は尽きません

美味しいワインとお料理、楽しい話題は尽きません

そろそろ時間が残り少なくなったところでワイン研会長からいくつかの報告・提案がされた。
■4月例会のゲスト・斎藤まゆさんを校友に推薦しようとの動きについて の現状報告がされた。
10月21日に予定の第3回ワイナリーツアーについては、足利市のココ・ファーム・ワイナリー往訪を予定して具体化を進めており、次回例会で案内したいとの報告があった。
次回7月例会について、予定の7月15日(金)の前日に「ニモクサロン」、翌日に「夏の集い」が予定されていて連日の行事となるため、開催日を変更してはどうかとの提案があり、出席者了解し、「7月29日(金)」に変更することとした。

かくしてコーヒータイムに入り、参加者がいつもより少なかったとはいうものの10本のワインを空にし、3本を次回に残して、6月例会も無事終了した。

散会後の恒例カラオケは主力メンバーが欠席とあって、久しぶりに二次会のない例会となった。            

(文=井垣、写真=荒木)

次回の第29回例会は、「7月29日(第5金曜日)」ですので、ご注意ください。会場はいつもの「カサ グランデ」で変わらず。会費は2,000円プラスワンコイン(任意)。ワイン愛好家はもちろん、ワインの世界を覗いてみたい方、どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で参加申込みは14名までですので、早めに井垣(090-1196-1471) までお申し込みください。

 



 

 

 




第38回ざる蕎麦研究会報告

1.日     時: 2016年6月13日(月)13時30分、JR吉祥寺駅中央改札前集合
2.場     所: 「中清・吉祥寺」
        (武蔵野市吉祥寺本町4-4-15  電話0422-21-2891 水曜休)
3.参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、小林(弘)、末次、野村、堀田、福田、
        早川、山本(以上12名)

4.費    用: ¥44,580  @¥4,000 (残額¥3,420は繰越金)
5.経    過: 次のとおり。
入梅以来、最も梅雨らしい日に当たってしまったが、所定の時刻に全員集合。タクシー3台に分乗して五日市街道沿いの「中清・吉祥寺」へ向かう(タクシー代金は前回までの繰越金から支出@730×3)。昨年7月以来2度目の訪問なので初回に倣い、女将清田桂子さんの出身地石川の銘酒菊姫山廃純米生原酒からスタート。摘みも同じくコリコリの食感が懐かしいサメの軟骨梅酢和えと豆腐の糠漬け、烏賊の塩辛を小皿に乗せた三種盛りから始める。

先ず菊姫で乾杯

先ず菊姫で乾杯

ご亭主の説明を聞く

ご亭主の説明を聞く


創業が大正13年、今のご当主清田治さん(71歳)が3代目という老舗だが、店を広げるでもなく新しくするでもなく昔からのお蕎麦屋さんの雰囲気が好い。唯、壁際には銘酒とされる一升瓶がずらりと並び、酒名を書いた紙が貼り巡らされている。当店がそば前の店と言われる所以だろう。

酒も料理もこれはというものを多くたしなんでみたいので、3~4人で2合、または1皿をシェアしてもらうことを原則にして、酒は会津広木酒造の「飛露喜」、酒好きが一目置く地元東村山豊島屋酒造の「屋守(おくのかみ)」、コクと切れの辛口宮城田島屋の「乾坤一」と進む。

料理は細切り山芋山葵海苔添え、初経験だったが味が締まる蕎麦掻の素揚げ、冷奴の小鉢のあと、当店名物で評判の薄揚げトンカツの豚珍感、ソースでなくポン酢で食べるところがポイントだ。

三種盛り

三種盛り

山芋山葵海苔添え

山芋山葵海苔添え

蕎麦掻の素揚げ

蕎麦掻の素揚げ

冷奴小鉢

冷奴小鉢

名物豚珍感

名物豚珍感

而今、十四代本丸、菊姫鶴の里

而今、十四代本丸、菊姫鶴の里


そばが始まる前に奥を覗いてご亭主治さんに挨拶したら、任せてくれればめったに飲めないものを安く飲ませてあげたのにとの言葉。それを聞いた伊藤会長から「是非追加を」となり、治さんが出してくれたのは2合ずつ3種類、山形村山の「十四代本丸」(1本3万円位の筈?)、今精一杯生きるを意味する三重名張木屋正酒造の「而今(じこん)」、それに本物を知るものに高評価「菊姫鶴の里」。12名ではぐい飲みに1杯ずつ位だったが、これは至福の時。今度来るときはご亭主に任せるに限るとなった。

蕎麦の前回は標準のあずませいろだけだったが、今回は特別の拘りがあるという「粗挽き」とそば粉100%の「生粉打ち」、それに「さとせいろ」(田舎そば)をそれぞれシェアするという厄介な注文。粗挽きと生粉打ちは3枚ずつしか出来なかったのは一寸残念だったが、生粉打ちを「たれ汁に漬けず塩で食べてごらん」と言われ、やってみたら蕎麦そのものの味が凝縮されて飛び込んできた。これもまた今回の初体験、さとせいろは今日のメイン伊吹在来粉の他に常陸秋そばも打って食べ比べのサービスをしてくれた。

生粉打ちは塩で試して

生粉打ちは塩で試して

さとせいろ(田舎そば)

さとせいろ(田舎そば)


酒といい、料理といい、蕎麦といい、余りにも盛りだくさんで充分消化できなかった気がする。やはりいっぺんには欲張らず、何度も通ってこの店の良さを積み重ねるしかないのだろう。

次回のご案内(7月はお休みです)
1. 日時:8月22日(月)11時40分、西武池袋線飯能駅改札集合

2.  場所:飯能河原畔「櫟庵」 電話042-973-2576 水、木、休日
3. 費用:@4,000程度
4.  参加申し込み:8月16日(火)迄に世話人・山本 浩(電話042-473-7617)へご連絡下さい。

(文:山本、写真:荒木・山本)

 

 

 

 

 

第74回ニモクサロンの報告

●日  時:2016年6月9日(第2木曜日)12:00-14:30
●場  所:東大和市駅前・BIGBOX 東大和 B1室
●会  費:2,500円(1,000円以内の昼食+飲み物+室料1,050円)
●参加者:18名。荒木・石井(道)・伊藤(順)・伊藤(徹)・小川・小平・梶川・久保田・
佐藤(俊)・佐藤(良)・篠原・鈴木(昭)・滝沢・野村・堀田・ 松尾・山本・横田
(敬称略、五十音順)

傘寿の小平さん

傘寿の小平さん


梅雨に入った東京でしたが、 傘をさすこともなく、 まあまあのニモクサロン日和?でした。(^-^)
さっそく恒例のお祝い乾杯は、80歳になられた小平さんへ乾杯!!  ますますお元気でご活躍のご様子、おめでとうございます。石井(道)さんが間もなく米寿になられるそうですが、その月にはまたおいで頂いて皆さんで乾杯をするお約束をしました。


ところで、最近のメニューは多彩になりましたので、グルメリポーターが写真でご紹介。
ニモクサロン_201606_2

ニモクサロン_201606_3

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今月のお知らせは…。
★ 13日のざる蕎麦研究会は「吉祥寺中清」で。JR吉祥寺駅中央口に集合。8月は飯能市の「櫟庵」で22日を予定。

★ 15日の稲酔会は、今日が申し込みの締め切りです。いつもの虎居です。
★ 17日のワイン研究会は、14名前後で締め切りですが、後1~2名の余裕が有りそうです。
★ 20日の映画研究会は、当日チケットを買います。東中野ポレポレで「ふたりの桃源郷」。
★ 22日の寄席研究会は、何時から入っても良いのですが、最近は大変混むそうです。
★ 24日は名曲を聴く会。国分寺、杉並の稲門会からのお客様もあるようです。
★ 30日の女子懇親会は、会員以外の早稲田OGも参加してくれています。

映研の鈴木(昭)さん、寄席研の伊藤(徹)さんが企画宣伝

映研の鈴木(昭)さん、寄席研の伊藤(徹)さんが企画宣伝

 

お話をする梶川さん

お話をする梶川さん

さて今日は、久し振りにご参加の梶川さんから、福島原発のお話を伺いました。2011.3.11に起きた地震と津波の中で、福島原発はどのような状態に陥っていたのか…。こうして5年が経った今お話を伺っても、当時の現場がどのように大変な状態だったのかが、生々しく思い起こされました。
また、他の企業の第一線で働いて来られた方々からの質問や発言なども出て、日本の原子力発電の今後歩む道を考えるうえでも、大変勉強になりました。難しい話を、分かり易く話して頂きましたが、紙面の都合もあり、ここへそれを掲載することは出来ませんでした。おゆるし下さい。
最後に「何故もう一度東京電力で働こうと思ったのですか?」という先輩の質問に、「外から見て東京電力は変わったというように言ってもらいたく、そのお手伝いが少しでもできたらと思ったからです」と梶川さんは説明されました。頑張って欲しい!と言う気持ちが、皆さんの温かい拍手となって部屋に広がりました。とても難しかったですが有意義なお話でした。

(文・写真=荒木)

 

 

 

 

 

 

第35回名曲を聴く会の報告

開催日:2016年5月27日(金) 午後1時より3時まで
場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
曲  目:次のとおり。
メンデルスゾーン  交響曲第4番  イタリア
    エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
オランダ人コンビによる演奏。南国イタリアの明るい陽ざしを誘う曲目であるが、ゆったりとした演奏であった。
メンデルスゾーンにとって太陽の国、イタリアの印象は、強烈であったようである。
名曲を聴く会_201605_1べートーベン ピアノソナタ第21番<ワルトシュタイン>
  ピアノ フリードリヒ・グルダ
支援者であったワルトシュタイン伯爵に贈呈されたことから、この名前がついた。
グルダの強靭なタッチでの演奏が、印象的であった。
名曲を聴く会_201605_2ショパン ピアノソナタ第2番
   
ピアノ アルフレッド・コルトー
名手コルトーの演奏。第3楽章に有名な葬送行進曲が用いられていることから、葬送または葬送行進曲つきの副題でよく知られるピアノソナタである。
コルトーは素晴らしく情熱的な演奏によって、説得力の強い演奏を聴かせてくれた。
名曲を聴く会_201605_3本日の参加者(敬称略): 荒木、井垣、小川、山本(杉並稲門会クラシック同好会会長)、以上4名。
名曲を聴く会_201605_4_5_6おって、
例によって場所を変えて、スペイン産の赤ワインを飲みながら雑談したが、今回は杉並より山本さんが参加されたので、先方の活動振りを聞きながら、クラシック談議に花が咲いた。

【次回開催】
日 時: 6月24日(金) 午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
会 費: 1,000円 (コーヒー付)
曲 目:次とおり。
◎サン=サーンス 交響曲第3番(オルガン付き)

 エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団
 オルガン ピェール・スゴン
◎マリア・カラス アルバム EMI Records

(文=小川、写真=荒木)



第27回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第27回例会を2016年5月20日(金)に開催しました。

ベテランソムリエお二人

ベテランソムリエお二人


日  時: 5月20日 15時-17時

場  所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園
               駅傍)
参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、栗原、
              佐藤(俊)、末次、竹内、冨平、中村、野村、
              早川、山本、以上14名 (五十音順・敬称略)
            

ゲストを招いて記録ずくめとなった前回と違って、14名といつもの参加人数に戻った第27回の例会。 ジョーカーを引き当てた今回のソムリエは、山本、小川のベテランコンビ。「もう3回目だよ !」と言いながら山本さん、勢い良くコルク栓を飛ばしたが、今回はスパークリングワインではなくスペイン・バスク産シ-ドル(リンゴ酒)で乾杯して会は始まった。

スペイン・バスクのシードルで乾杯!

スペイン・バスクのシードルで乾杯!

この日は前回から持ち越した5本に加えて7本の持参があって、相変わらずの多さ。「ほとんど輸出されることが無い、これぞ本物 !」といって持参の上記シードルをはじめ、誕生日祝いに部下や知人から贈られたと紅白のワインが3本、前回飲めなかったからとわざわざ取り寄せたというキスヴィン・ロゼ・ホワイトジンファンデル、好きな画家が愛飲していたからと持参した国産ワインなど、それぞれこの日の参加者の思いの詰まったワインが揃った。

なかでもこの日の注目は、一升瓶(1,800mL)の「私のお気に入り」という意味のサドヤ・モンシェルヴァン(甲府・サドヤ)。 「シベリアシリーズ」などで有名な洋画家・香月泰男が愛飲したという。いつも720mL-750mLのワインを皆で分け合っているのに比べて倍の量が味わえて満足顔も。

今日のワイン7本

今日のワイン7本

この日、飲んだワインは次のとおり(写真左から)。
エスティガ・バスク・シードル  フランス
メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ジュブレーシャンベルタン  2013 赤・フランス
メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ムルソー   2013 白・フランス
サドヤ・モンシェルヴァン  赤・山梨
キスヴィン・ホワイトジンファンデル  ロゼ・山梨
キャンテイ・クラシコ・ロッジャデル・コンテ  赤・イタリア
ドンロメオ・ティント  赤・スペイン

これらのワインを飲みながらボトルのラベルに表示の「輸入ワイン国産ぶどう使用」とはどういう意味かという質問が出て、「リーファー輸送ワイン」「バルクワイン」、「国産ワインと日本ワインの違い」など意見が活発に出て研究会らしい雰囲気に。

ならばと「ワイキキタイム」に入ったが、「ワインの基本のキ」も一通り勉強をすませたとして、今回は少し視点を代えて「映画とワイン」の話。
(注:葉山考太郎著『知ればおいしい!  今夜使えるワインの小ネタ』 講談社刊より引用)

ワイキキタイムは話題一杯

ワイキキタイムは話題一杯

話題は「007 ロシアより愛を込めて」でジェームズ・ボンドが飲んだテタンジェのコント・ド・シャンパーニュのエレガントさが「知性ある官能」と呼ばれたグレース・ケリーのようだという表現に触発されてか、話は好きな映画女優論に。「僕はオードリー・ヘプバーンの墓に行った」「いやボクは握手したよ !」などの話も。

また、新聞小説として話題となった「失楽園」で主人公が心中する前夜に飲んだシャトーマルゴーの話からは、対抗紙に勤めてたSさんに「読んでましたか」との質問から、A紙、Y紙の新聞販売競争の激しさにまで発展。

小松菜とベーコンのキッシュ

小松菜とベーコンのキッシュ

春雨サラダ

春雨サラダ

鶏肉のクリーム煮

鶏肉のクリーム煮

 こうしてカサグランデの特製料理を食べながら、キスヴィン・ロゼ、イタリアのキャンティ、スペインのドン・ロメオと次々と飲んで、この日空けたのは7本。  ただし、1升瓶もあって実質8本といつものペースで盛り上がっていくうちにコーヒータイムに。

ここで伊藤(順)小平稲門会会長から前回ゲストの斎藤まゆさんをこれからも応援していきたいね、との声が出て一同賛成 !

後輩斎藤まゆさんを応援しよう!

後輩斎藤まゆさんを応援しよう !

さらに、当会会長から今秋予定のワイナリーツアーの実施日とワイン研例会の参加人数を会場の都合から14名を上限とするので出欠の知らせは早くしてキャンセル待ちにならぬようにと要望があり、ワイナリーツアーは「10月21日(第3金曜日)」に予定することにして、5月例会はお開きに。

散会後の恒例カラオケには7名が参加。ワイキキタイムで紹介の映画「酒とバラの日々」の主題歌が出るなど熱唱が続いた。

次回の第28回例会は、6月17日(金)、「カサ グランデ」で。会費は2,000円プラスワンコイン(任意)。ワイン愛好家はもちろん、ワインの世界を覗いてみたい方、どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で参加申込みは14名までですので。早めに井垣(090-1196-1471) までお申し込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第8回映画鑑賞会のお知らせ

映画研究会は第8回鑑賞会を下記の通り開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

●鑑   賞   日: 2016年6月20日(月)
●タ  イ    ト  ル: 『ふたりの桃源郷』(上映時間は約90分)
●あ  ら   す  じ: 次の通り。 
中国山地の奥深く、かつて戦災で焼け出されたある夫婦が「自分たちの食べるものは自分たちで作ろう」と切り開いた、電気も水道も通わない場所で暮らしていた。子が生まれ、高度経済成長期には子供の将来のために一度は山を離れたが、還暦を過ぎて余生を送る場所として再び山に戻った。
誰にも訪れる老いの問題や、離れて暮らす家族の葛藤と模索を経て、夫婦の亡き後、残された家族に芽生えたものには、現代における幸せのヒントがあった……。
●上    映    館: ポレポレ東中野
●集  合   日  時: 6月20日(月) 10時
●集  合   場  所: JR東中野駅西口改札前

●入     場    料: シニア 1,100円、一般 1,700円
             チケットは予約販売がないため、当日、鈴木が参加人数分を購入いたします。
●参加申込締切 : 6月18日(土)までにメールまたは電話、FAXでお申し込みください。
●申      込      先: 鈴木昭助   
                             E-mail: syouchan(at)k5.dion.ne.jp 【(at) を @ に置き換えてください)
                             TEL・FAX: 042-344-7423
            電話でのお申し込みの際はご自分の電話番号を必ずお伝えください。また、当方が留守の場合は伝言を入れておいてください。
●親     睦    会: 映画鑑賞後に 1 時間程度の親睦会を開催いたします。

 

 

 

第29回散策の会 報告

神田川沿いを歩く       2016年5月14日(土)

大隈講堂をバックに集合写真

大隈講堂をバックに集合写真

  今回の散策は、早稲田近くにありながら意外に行く機会のない、神田川の左岸に点在する若緑輝く庭園を訪れてみました。
  集合場所が勝手知ったる「馬場」となれば、みなさんの緊張感が多少ゆるむと思いきや、約束の10分前には全員集合という素晴らしさ。
  高田馬場駅の改札を出て道路を横切り、目の前のさかえ通りに入ります。大衆酒場が軒を連ねるのを横目で見て神田川を渡り、西武線の線路や新目白通りを越え、坂を登れば程なく「おとめ山公園」に到着します。

おとめ山公園(下落合2-10)
  学校や官舎に囲まれた、広さが大隈庭園よりやや大きい区立の公園です。
  「おとめ」はロマンチックな「乙女」ではなく、「お留」(立ち入り禁止)という意味です。ここは江戸時代には将軍家の御狩場で、庶民の密猟や立ち入りを禁止されていた場所なのです。太田道灌が鷹狩りに来たのはこの辺かも知れません。いま公園には数か所の湧水がみられ、ホタルが養殖されています。
  駅の近くにこんなに木の鬱蒼と生えている森があったのかと驚きの声も上がり、ことのほか好評な場所でした。

おとめ山公園の木陰で一休み

おとめ山公園の木陰で一休み

山吹の里(面影橋)(髙田1丁目)
  おとめ山公園から東へ約 1 ㎞、太田道灌が鷹狩りの帰りに雨に降られ、簑を借りようと貧しい農家の娘・紅皿(べにざら)に会ったのがこの辺といわれています。

七重八重  花は咲けども山吹の  実のひとつだに  なきぞ悲しき

  簑の代わりに、実のつかない山吹の一枝を差し出された道灌は、この時点ではその意味を解していませんでした。その後、これを恥じて歌の道に精進した道灌は、紅皿を江戸城に呼び、和歌の友にしたと伝えられています。

農家の娘に山吹をさし出された道灌 (新宿中央公園にある像)

農家の娘に山吹を差し出された道灌
(新宿中央公園にある像)

金乗院【こんじょういん】 (髙田2-12-39)
  面影橋を北上した所に、江戸五色不動のひとつである「目白不動」が祀られています。この不動尊は以前ここから 1 ㎞ほど離れた新長谷寺にあったものですが、新長谷寺が東京大空襲により焼失し、ここ金乗院に移されました。三代将軍家光により「目白不動」の名を賜り、これが「目白」「目白台」の名称の由来といわれています。
  不動尊の祀られている堂内は暗く、目が暗闇に慣れた後でもしかと拝顔できませんでした。
墓地には、由井正雪とともに慶安の変(幕府転覆事件)を起こした罪で処刑された丸橋忠弥の、小さく粗末な墓があります。

目白不動

目白不動

丸橋忠弥の墓前で

丸橋忠弥の墓前で

新江戸川公園(目白台1122)
  ここまで来ると、足がずっしりと重くなります。途端、待望のベンチが目に入りました。さすがに座わり込む面々も見受けられます。
  面影橋から川沿いに東へ約700 m、ここはかつて熊本・細川家下屋敷の庭園だった回遊式泉水公園です。目白台地を山に見立て、湧水を生かした大名屋敷の雰囲気をよく残しています。江戸レガシーがこのような形で今に残されているのは、うれしい限りです。それに緑の風が顔に心地よく当たります。

細川家下屋敷の回遊式泉水庭園

細川家下屋敷の回遊式泉水庭園

水神社【すいじんじゃ】(目白台1-1-9)
  胸突坂のすぐ脇の、2本の巨大な銀杏の木の奥に鎮座しています。江戸時代、この近くに神田上水の取水口である「関口大洗堰」があり、その水門の守護神でした。そのために、上水の恩恵にあずかる大名・商家・町人の参拝が絶えなかったそうです。
  言い伝えによれば、水神が八幡宮社司の夢枕に立って、「我水伯(水神)なり、我をこの地に祀つらば堰の守護神となり、村民をはじめ江戸町ことごとく安泰なり」と告げたため、ここに水神を祀ったと伝えられています。

巨大な銀杏の木の奥の水神社

巨大な銀杏の木の奥の水神社

椿山荘庭園(関口2-10-8)
  明治時代に山縣有朋が購入し邸宅を建て、古来よりツバキが多く咲いていたことから「椿山荘」と命名しました。
  山縣有朋は大隈重信の政敵で、「椿山荘」の前に拡がる早稲田を眺め、「文明の発達も結構だが、早稲田田圃に毎日大学町が拡がるのにつれてその風情が無くなっていくのは閉口だ」と嘆いたそうです。
  戦後、藤田興業(現・藤田観光)により 1 万本余りの樹木が植えられ、現在のように整備されました。園内には小山の上に三重塔、路の脇には七福神が配置されていて、誰でも自由に散歩できるのはありがたいことです。園内ではこの日が「大安」ゆえ、大きな紙袋を下げた婚礼帰りの人達が目につきました。
  散策も終盤にかかり、時間に追われ始め、見学箇所や説明を端折らざるを得なくなったのは申し訳なく思います。

椿山荘滝の前で集合写真

椿山荘滝の前で集合写真


早稲田大学
  校舎の建て替えが進むキャンパスを改めて眺めて来ました。正門入り口は階段からスロープに変わっています。
 
政治経済学術院では古い校舎が一部保存され、それを包み込むような形で新校舎が建てられています。我らがOB達はあの頃なかったエスカレーターに乗り、「へ~ェ」「ほ~ゥ」と浦島太郎の心境だったようです。

右側旧校舎を包み込んで新校舎

右側旧校舎を包み込んで新校舎

散会後は希望者で恒例の懇親会
  場所はおなじみの「石庫門」。バイト不足のせいか、飲み物や料理がなかなか出てこないという不満もあったようです。それにコース料理も学生相手のせいか量的に多く、もったいなかった気がします。でも3,500円で飲み放題ですから、まぁ好しとすべきでしょう。

石庫門で懇親会

石庫門で懇親会

【参加者】
荒木・井垣・梶川・国友・栗原・小山・佐藤(俊)・末次・鈴木・滝沢・竹内・野村・馬場・堀田・山本・横田・定村(国友の友人)・千葉(国友の友人) (18名)

【報告: 佐藤(俊)、写真: 国友・荒木】