第1回チャリティ・アクション
小平市八ヶ岳山荘に招いた被災地・福島の子どもたち24人

大震災も放射能汚染も忘れた3泊4日の短い夏休み、楽しい思い出に!
報告編

滝口幸一(平成8文)


★東日本大震災から5ヵ月の8月7日(日)〜10日(水)、予定通り被災地福島の子どもたち(小学1年生から6年生までの男子10人、女子14人の計24人)を小平市八ヶ岳山荘に招くチャリティー企画を実施しました。

★私は仕事の都合で8日(月)の夜に合流しましたが、子どもたちのパワーは大変なものでした。朝のラジオ体操に始まり、昼間は八ヶ岳山荘から野辺山のJR最高地点まで歩き、国立天文台で鬼ごっこやドッジボール、サッカーをして思う存分遊びました。宿に帰ると冷やしたスイカがふるまわれ、夜はキャンプファイヤーを囲んで踊りました。


清流を渡る 「しあわせの鐘」を鳴らす 鬼やんまを捕まえた
子どもたちがかぶりついた八ヶ岳の西瓜
朝のラジオ体操記録カード 「おとうさん、おかあさんへ」子どもたちは手紙を書いた

★最終日は10時に八ヶ岳山荘を出発、上信越道、東北道を経由し、福島・郡山・いわきを経由し、24時をまわって国立に帰着しました。いわきで降車したこどもたちにとっては10時間を超える道のりでした。

あっという間に過ぎた3泊4日のサマースクール閉校式

★往路の車内では「東京は嫌い、電気をいっぱい使っているから…」という声があったそうです。帰りの車中では、「今度はいつ呼んでくれるの?」、降りる間際「すごく楽しかった!ありがとう!」など喜びの声が聞かれました。

★多くの子どもたちが放射線の影響を気にしている。そんな中で24名の子どもたちを招待する。まさに「大河の一滴」であります。しかし、私たち一人ひとりができることを継続するのが大事ではないでしょうか。

★今回、各方面、大勢の方々からお力をいただいてこの企画を実施することができました。衷心より御礼申し上げます。今後とも支援を継続できるよう頑張ってまいります。

★最後に参加された児童のお母さんからのメールをご紹介します。

「いわきから参加しました。この度は大変お世話になりました。 日焼けして帰って来た、わが子の顔を見て、とても嬉しく思いました。子供が子供らしく遊べない状況のなか、この様な会を開いて下さって、本当に心から感謝しています。 また、機会がありましたら是非よろしくお願いします。 他のスタッフのみな様にもよろしくお伝え下さい。」

                                                     (2011.9.12.記)


[2011年度の八ヶ岳招待事業の収支報告]
<収入>
募金合計 581,424円
スタッフ食事代他 67,616円
合計 649,040円

<支出>
実踏(高速・ガソリン代)  12,315円
バス代+高速料金 142,550円
食事代   221,300円
まき代   4,000円
スタッフ高速・ガソリン代  35,242円
カレー材料   6,145円
プラネタリウム他  9,500円
花火他   6,424円
電車賃(野辺山⇒清里) 3,960円
おやつ、飲み物  31,558円
写真プリント・切手他  9,648円
その他雑費  18,610円
今後支出予定 約5,000円
合計  506,252円
繰り越し 142,788円
★繰り越し金の142,788円については、本年度の事業経費に充てています。

★また、昨年度と大きく異なるのがバス代の部分です。昨年の被災地高速料金無料等の優遇措置がなくなったこと、今年発生した高速バスの死亡事故を受けてバス料金が大幅に上がったこと(今回は福島交通のバスを3日間借り切り、運転士さんの滞在費用も含めて37万円を見積もっています。前回は送迎のみでした)、招待する人数が24人から32人に増加したことに伴う食事代、活動費の増加から90万円の予算を見込んでいます。


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♪BGM:Heykens[Serenade]♪

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