★落胆、呪詛から歓喜、栄光の“4日間”でした。「終わりよければ、すべて好し」で2010年秋季東京6大学野球リーグ戦は、3日に行われた早慶優勝決定戦で早稲田が10−5で慶応を下し、4季ぶり、42回目のリーグ優勝を飾りました。
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テレビ朝日の画像から撮影 |
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[第1戦](10月31日)
★早稲田が1勝すればリーグ優勝の絶対有利の中で始まった早慶戦第1戦は、“ドラフト1位指名トリオ”のエース斎藤佑樹(日本ハム)、大石達也(西武)、福井優也(広島)の“ドラフト1位指名トリオ”が投壊、打撃陣も0封の屈辱のゲーム結果に。
[第2戦](11月1日)
★小平稲門会の恒例行事、早慶戦応援ツアーは、通常第1戦観戦ですが、10月30日に予定された初戦が雨で流れ、11月1日(月)の第2戦に。前日2−0で負けた早稲田の「初戦敗北後の2戦目はかならず勝利」の早慶戦ジンクスを信じて神宮球場に向かいました。
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早慶先発メンバー |
早稲田チアリーダーの応援パフォーマンス |
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★なにせ初戦敗北でも、2戦目で勝利すればリーグ優勝。小平・西東京稲門会有志30人は、巡り合わせの幸運とジンクスに従って“勝利の美酒”を疑わずに応援席に陣取ったのでした。だが、先発福井、リリーフ大石そして3年生の大野健介へと繋いだのでしたが、またしても王者早稲田とも思えない投壊・打壊7−1の惨憺たる敗北。
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試合前練習の斎藤祐樹投手(右)と1人おいて大野健介投手 |
ブルペンで投球練習する福井優也投手 |
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稲穂ウェーブで応援する学生応援席スタンド |
1塁側アルプス・スタンド最上段の早稲田ファイト・ベア |
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★たまりかねた小平組のうち8人は、7回に入ったところで球場を脱出、「やけ酒を」となったものの、国分寺駅に来るまでに「酒を飲む気になれない」と1人抜け、2人抜け、最後に残った4人で3日に予定されている第3戦での奇跡の勝利を祈願しながら盃を傾けました。
[第3戦優勝決定戦](11月3日)
★そして第3戦、秋晴れの3日、先発のエース斎藤は、8回1死まで無安打ピッチングの快投。2試合沈黙の打撃陣も斎藤自身も含め7−0の大量得点で、前祝いの杯を傾けながらのテレビ観戦。ところが選手交代後に思わぬエラーが続き、5失点。慶応が2点差に迫る大ピンチに。
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8回1死まで快調なピッチングを続けた斎藤だったが… |
マウンドに駆け寄って斎藤の調子を聞く應武篤良監督 |
NHKテレビから撮影 |
NHKテレビから撮影 |
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★斎藤からバトンタッチした大石が好救援。終わってみれば10−5のダブルスコアで、1960年秋の「早慶6連戦」以来50年ぶりに快勝!「見に行くと敗戦」のジンクスに自宅でテレビ観戦の坂本哲之助さん(35政経)から球場観戦の山口勝さん(41商)の携帯へ早速祝勝会の打ち合わせ。
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リリーフの大石達也投手 |
2死3塁で最後のバッターを三振に仕留めた大石 |
NHKテレビから撮影 |
NHKテレビから撮影 |
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応援席前で勝利のあいさつをする早稲田ナイン |
勝利のインタビューに答える斎藤、大石両投手 |
NHKテレビから撮影 |
NHKテレビから撮影 |
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★連絡電話が球場とテレビ観戦組の間を飛び交った結果、午後6時、球場から駆け戻った山口さん、馬場さん(51教育)、テレビ観戦組の横田康平さん(30政経)、坂本さん、小川浩史さん(35法)、小林秀雄さん(37商)、大島二典さん(44理工)、報告者の松谷富彦(36文)の8人の有志が国分寺駅近くの「日本橋亭」に集合、“勝利の美酒”に気持ちよく酔うことができました。
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秋季リーグ優勝を祝う小平稲門会有志(国分寺「日本橋亭」で) |
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★神宮球場3万6千人を前に、斎藤佑樹主将のヒーローインタビューでのメッセージ 「最後に一つだけ言わせて下さい。斎藤は何か持っていると言われ続けてきましたけど、何を持っているのか確信しました。それは仲間です。こうやってチャンスを回してくれた仲間、応援してくれた仲間、そして慶応大学という素晴らしいライバルがいて、ここまで成長させてもらいました」
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