♪2014年8月26日、小平稲門会主催の「こども達とバイオリンを楽しむ会」が小平市中央公民館ホールで開催された。当日は、昼頃から生憎の小雨模様で、来場者の出足を心配したが、入場者は130名と、会場はほぼ満席となった。1時間半の短い時間ではあったが、小平の子供達と市民の方々にバイオリンの世界的名器「ストラディバリウス」が奏でる美しい音色とメロディーにより、上質で楽しい時間を過ごして頂いた。このような市民公開型のイベントは稲門会としては初めての試みであったが、来場者も大いに満足された様子で、有意義な成果を上げることができた。
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ほぼ満席となった会場 |
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♪この音楽会のキッカケとなったのは、今年5月、稲門会の同好会「名曲を聴く会」が、ストラディバリウスを所有し、小平市在住の東京フィル所属黒沢誠登氏のミニコンサートを開いた事による。“この名器による美しい演奏を小平の子供達にも聴かせたい”との声が上がり、7月から地域貢献担当者を中心にその実現に取り組んで来た。また、入場料は「無料」とすることも決め、正式に小平市にも後援者になって貰った。
♪当初、これまでゲストティーチャー活動でご縁のある市内の小学校3校に希望者を募ったが、夏休み直前だったこともあり意外に手応えが弱かったため、作戦を変え、市内各所の公民館、地域センター、図書館等にチラシを置かせて貰ったり、ポスターの掲示をお願いしPRした。また、子供の音楽サークル、小学校青少年対策委員会、合唱団などの多くの団体にも参加を呼び掛けた。また、多くの会員にも知り合いへの勧誘をお願いした。
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主催者あいさつの小山さんと司会の荒木さん |
ストラディバリウスを手に説明する黒沢さん |
演奏する黒沢さん |
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♪当日は黒沢氏によるバイオリンの大曲「チゴイネルワイゼン」を中心とした10曲の名曲の演奏に、声を立てる子供もなく、会場はウットリ聴き入っていた。黒沢氏による電車の音マネなどの音遊びもあり、また、会場の子供2人がそれぞれ、名器を弾かせて貰った時は、大いに沸いた。プログラムの最後には、子供達全員がステージに立ち、どの子も大好きな「さんぽ」の歌を会場全員で大合唱して幕となった。また、帰宅時の参加者全員へのジュースプレゼントに子供達の喜ぶ姿が印象的であった。
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ストラディバリウスでレッスン |
弓はこう当ててと黒沢さん |
僕ストラディバリウス弾いちゃった |
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黒沢さんのストラディバリウス伴奏で「さんぽ」を合唱 |
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♪予約制でない催しだったため、入場者の見当がつかず不安もあったが“案ずるより産むが易し”で、この初めての試みが盛況裏に終わったことを喜びたい。これまでは会員間での親睦が主であった稲門会活動であるが、これからは、今回のように地元市民に喜んで貰ったり、市民と稲門会員が共に楽しめる新しい活動も展開して行きたいものである。最後にこの場をお借りしご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
(報告:小山雄一 写真:国友康邦・大島二典)
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