楽 農 会
(第2部 09.10.28.~11.12.17.)
(第1部 08.12.24.~09.10.22.)は、右のアイコンをクリックしてご覧下さい。 楽農会・第1部
[楽農会創部8周年の年納めにあたって](11.12.17.) 

★楽農会創部8周年の前日(8月24日)の報告以来4カ月ぶりの活動報告です。この間も自然を相手のわが楽農会の古林繁会長、土子良治師匠(前会長)以下7名の部員は、病臥する者もなく各種野菜作りに精進してきました。

★温泉の旅と飲み会が大好きな土子師匠の意を受けて、12月13日には、恒例の収穫感謝・慰労忘年会を小千谷出身の小山雄一さんの同級生がやっている酒処「小千谷」で開催。ところが言い出しっぺの土子師匠が当日体調不良で欠席となり、臥竜点晴を欠くハプニングがありましたが、部員6名とオーナーの小林秀雄さんをゲストに7人で師匠の分も楽しく飲み、かつ食いの時間を満喫しました。(忘年会参加者:伊藤順藏、古林繁、小山雄一、中村泰三、松谷富彦、村上征徳、ゲスト小林秀雄)

最後のコースの「へぎ蕎麦」を食べ終わって記念写真(「小千谷」で)

★土子師匠は、忘年会翌日(12月14日)の共同作業日も畑に出られず、心配しましたが、作業後に分配収穫物(里芋、蕪、水菜など)を届けがてら見舞った中村泰三さんの「ぎっくり腰と風邪もようながら『新年会をやろう』とのたまていた」との報告で一同安堵した次第。早速、宴会幹事が手配準備に取り掛からねばならなくなりました。

★本年の最終共同作業日は22日とし、後は部員各人が自主的に菜園に顔を出し、新年は1月11日から共同作業をスタートさせることになりました。以下は、未報告の4カ月間の共同作業ア・ラ・カルトを日付けの近い方から逆順で披露します。(報告&写真:松谷富彦)



[共同作業日 曇り後晴れ](11.12.14.) 
★冷気厳しい冬空の下で、体調を崩して欠勤の土子良治師匠を除き、古林繁会長以下6名で里芋掘りを中心に葱、ブロッコリー、蕪、水菜、サニーレタスなどの手入れや収穫作業をおこなった。

★里芋は、事前の予想通り“不作”だったが、それでも22.75kgを収穫。この中から形、育ちの良好な孫芋2.75kgを来季の種芋として、今回も小林秀雄オーナー所有の地下貯蔵室に預託。残り20kgを土子師匠も含め、7名で分配、各人約2.9kgの収穫となった。

★この日は、共同畑の蕪、水菜、サニーレタス、葱、個人畑からは大根、からし菜、春菊などを収穫、それぞれ持ち帰った。

[里芋の収穫作業]
えびす顔で小蕪の分配の伊藤順藏さん 個人畑から3kg超の「おふくろ大根」(重かった!松谷)



[共同作業日 晴れ](11.11.30.)

★古林代表に3週間前から指示がでていた堆肥プールの撹拌作業を楽農会の若手2人組、67歳の中村泰三さん、65歳の小山雄一さんを中心に行った。春菊、ほうれん草、葱なども各自が適量収穫。

★作業終了後の農器具小屋裏の茶会で、小屋に保管中の日本酒、焼酎が登場。酒はコップ酒、焼酎は熱いお茶割りにして昼の宴となる。解散後、中村さんが「昼飯に(菜園近くの)横浜家でラーメンを食って行く」と言うので、小山、松谷も付き合って百姓姿の3人でで立ち寄る。ほろ酔いの下地ありで、ビール3本、餃子、ラーメンを注文、楽しい二次会となった。
横浜家入り口で来合わせた客にシャッターを押してもらい記念撮影



[共同作業日 晴れ](11.11.17.)

★きょうは土子良治師匠の指導の下、苗床の玉ねぎを掘り出し、本植えの作業を中心に行った。結構神経を使う緻密な作業で腰痛に要注意の地べたを這うような作業だった。

★秋蒔き大根の試し掘りをしたところ、順調に成長しているのを確認し、土子師匠も満足顔。

長さ15cmほどの玉ねぎの苗を1本ずつ移植 土子師匠はビール箱を腰かけにして指導
試し掘りの大根を手に土子師匠 キャベツ畑の手入れをする古林会長



[共同作業日 晴れ](11.11.2.)

★本日は、苗床で育成中の玉ねぎの苗の手入れや葱畑の土寄せなどをやった。この日は採りこぼしていたじゃがいもと葱、サニーレタス、ほうれん草などを収穫、分配した。

土子良治師匠と村上征徳さん 収穫野菜と松谷富彦分配担当
バジルの花 バジル



[共同作業日 曇り](11.10.26.)

★高曇りだが肌寒い中で作業開始。キャベツ、白菜、小蕪畑の手入れと残していた生姜の掘り出しを中心に働いた。持ち帰り野菜は、サニーレタス、生姜、ほうれん草など。
土子良治師匠と種蒔きの打ち合わせをする古林繁会長 土子師匠に生姜の不出来を報告する中村泰三さん
白菜とキャベツの手入れ作業 小蕪の間引き作業をする村上征徳さん
生姜を分配する中村さん(手前はサニーレタス) 生姜



[共同作業日 曇り](11.10.20.)

★共同畑のほうれん草の間引きを兼ねた穫り入れや茗荷摘み、個人畑の手入れなどを行った。葉物は、ほうれん草、、白菜、キャベツ、大根などいずれも上々の生育ぶりを見せ、豊作が予想できる。

★茗荷は、葉っぱで隠れた根元で大きく育ち、あちこちで薄黄色の花が咲き出しており、急遽摘み取り、分配となった。
ほうれん草の間引きと穫り入れ 作業をする村上征徳さん
茗荷の花 茗荷の花穂
ミョウガ(ショウガ科ショウガ属) 開花する前の花穂を食用とする。



[共同作業日 晴れ](11.10.12.)

★本日は数カ月間、若葉部分を摘んでも摘んでも繁茂し、お浸し、味噌汁やスープの具などとして会員の栄養源として貢献してくれたモロヘイヤの撤去作業と生姜、茗荷の収穫、葉物の間引きなどを手分けして行った。

★本年は、葉物野菜の出来がよく、暮れから年明け後にかけての収穫の手ごたえ十分だ。

2mの高さまで成長、繁茂したモロヘイヤ 撤去作業は65歳の小山三、67歳の中村さんの若手に一任
この若葉を摘んでお浸しや味噌汁、スープの具に 花径1.5cmほどの花が咲き出すと、撤去開始
「泥つき生姜だよ~」と中村泰三さん 大根の手入れをする小山雄一さん
ブロッコリー、キャベツ、白菜 ほうれん草
レタス



[共同作業日 曇り](11.9.14.)

★苗床で育てていたブロッコリー、キャベツの苗の移植作業を中心に仕事をした。夏野菜としてがんばってきた胡瓜、トマトの収穫も一段落。茄子も盛時の10分の1ほどになった。暑さは続いているが、畑ではもう秋が始まっている。

★前週に種を蒔いた青首大根、おふくろ大根も可愛らしい双葉を広げている。菜園の周り、つまり小林オーナーの畑ではオクラが収穫期を迎え、花心部が海老茶色をした黄花が葉影を彩り、韮の白い小花には吸蜜のモンシロチョウが舞い降り、舞い上がり、子孫を残す準備に忙しい。われわれアマチュアながら百姓族にとっては、丹精込めて育てている作物を食い荒らす青虫を生み付ける憎っくき仇だ。

ブロッコリー、キャベツの移植作業 茄子もそろそろ終わりに
芽を出し、双葉をひろげた大根 マルチ掛けした大根畑
オクラの花とオクラの実(右下) 韮の花蜜を吸うモンシロチョウ



[共同作業日 晴れ](11.8.24.)
 祝楽農会創設8周年

★本日はメンバー7名が全員顔を出し、秋蒔き野菜用の土起こし、施肥などの作業を行った。明日8月25日は、楽農会が発足して8周年の記念日。涼しくなったら収穫祭を兼ねた記念飲み会をやることになった。
創立以来会長を務め、今春、代表の座を古林繁会長に
譲った後も作付けなど指導に当っている土子良治師匠。


[共同作業日 高曇り](11.8.3.)

★トウモロコシを収穫した跡地の掘り起こしを中心に作業を行った後、土子師匠から秋蒔きの計画表が渡され、説明を聞く。

★次いで先週の報告で約束しました北光の掘り残し薯について、古林リーダーから朗報が披露されました。下記をどうぞ。

◆今季のジャガイモ総収穫量100.61kgの新記録達成

★古林繁会長「先週の共同作業日の後、菜園の見回りに来た際、北光の掘り残しがないか調べたら、1kg超の薯が出てきた」との報告。と言うわけで北光の収穫量は54.85kgとなり、メークイン45.76kgと合わせた今季のジャガイモ収穫量は100.61kgで、悲願の100kgの大台乗せを達成しました。ここに記録し、ご報告といたします。(11.8.3.松谷富彦記)




[猛暑日 共同作業ジャガイモ掘り(北光) 曇り・蒸し暑い](11.7.27.)

★メークインの穫り入れから3週間遅れで北光(きたあかり)の収穫作業を行いました。古林リーダーの指示でスコップは使わず、小さなシャベルを補助具に手掘りでの穫り入れ。スコップでやると気を付けて掘っても、土中のジャガイモをキズつけるリスクが高くなります。これを出来る限りゼロにしようというのが、リーダーの狙いです。

★種薯は、メークインと同じ3kg。畦道側から4つの畝に取り組んだのですが、なぜかどの畝も最初は小粒の薯が多く、先に収穫したメークインの約46kgには追い付かず、一時は今季のジャガイモ収穫目標100kg超達成に悲観的なムードが流れました。ところが面々が各畝を掘り進めるうちに大物もごろごろと出始め、創部以来の記録を上回る80kgオーバーはなんとか行けそうという雰囲気になってきました。

★農具小屋の前に次々に運ばれた薯を小秤で量るのは、今回も中村泰三さんの役。1ザル5kgずつ計量した結果は、なんと53.85kg。メークインを越えていました。「やったぁ!」ですが、メークイン・北光の合計は99.61kgで「100kg」には0.39kg(390g)足りません。しかし、楽農会創部以来の新記録達成は間違いありません。それにジャガイモ畑は、収穫後の後続野菜のための土起こしでかならず獲り残しの薯が数個は出てきます。それを計量して「100kg達成」を改めてご報告します。


収穫した「北光」を前に(土子師匠は所用で遅れ、薯だけ持ち帰り)

★何はともあれメンバー7人は、各人7.6kg前後のずっしりと重い北光を手に鈴木町の菜園を後にしました。私事ですが私は、今夜の食卓にこの新ジャガで作った好物の蟹コロッケが載るよう家内に頼む予定です。(報告&写真:松谷富彦)



[猛暑日 共同作業ジャガイモ(メークイン)掘り 快晴](11.7.6.)

6月16日と22日の2回の試し掘りを経て、きょうはジャガイモ「メークイン」の収穫作業を行いました。2月23日に植えた種薯3kgが何倍に育ち、この日を迎えたか、7人の面々にとっていつもながら胸の高鳴る作業でした。結果は、39.5kgの収穫。2回の試し掘り分6.26kgと合わせた今季のメークイン総収穫量は、45.76kg。3kgの種薯で15倍超の収穫を得たことになります。

★同じく3kgの種薯を植えて育ててきた「北光(きたのあかり)」の穫り入れは、次週か次々週あたりになりそうですが、今季のジャガイモ収穫目標100kg超達成には、54.24kg以上の北光の収穫が必要ですから、かなり厳しくなりました。それはそれとして、この日収穫したメークインは、各人5kg超ずつ山分けしました。

メークインを計量する中村泰三さん 鳥害(特にカラス)と闘うトウモロコシ担当、小山雄一さん

★ほかに共同畑の収穫物は、コマツナとトウモロコシ。個人畑の方は、キュウリ、ナス、トマトなどが続々と収穫期に入っています。
(報告&写真:松谷富彦)



[夏至の日は共同作業日 快晴](11.6.22.)

★1年で一番」日照時間が長い夏至の22日、快晴の東京地方は最高気温31.6度の真夏日を記録。それでも鈴木町の菜園には、午前9時、7人全員が参集し、早速、土子良治師匠、古林繁会長の指示の下、小松菜、の刈り取り、ブロッコリー、きゅうりの穫り入れ、追肥、葱畑の土寄せ、玉蜀黍、じゃが芋(メークイン)の試し掘り、散水、個人畑の手入れ、収穫作業を2時間半、黙々と処理しました。

土子師匠がタモを手に畑見回り ひらひらと舞うモンシロチョウを駆除せんと 師匠、害虫モンシロを追っ払っただけで、
捕獲(駆除)を諦め、栽培相談に懇切指導

★とうもろこしは、例年鳥害(からす)で惨憺たる体験を繰り返してきましたが、今年は何とか7本の試し穫り入れを行い、このまま推移してくれれば、各人うまいスイートコーンを賞味出来そうです。

メークインの試し掘りは3株 メークインの今季の出来は上々 メークイン、北光合わせて100kg超の
収穫予想だが、北光の出来次第に

★じゃがいもは、先週のメークイン1株(収量1,5kg)に続き、同3株の試し掘りを行った結果、45.76kgの収穫がありました。来週以降に北光(きたのあかり)の試し掘りに入りますが、会の取らぬ狸の皮算用では、両種合わせて100kg超の楽農会創設以来の大収穫を予想しています。

1.8m前後の背高のっぽ同士が木陰で
立ち話(伊藤さん=左と村上さん
農作業の合間カンカン照りの大地にどっかと腰を
下ろして一息入れるMr.瑞宝章

★すでにご報告したように当楽農会メンバーの伊藤順藏長老(小平稲門会長)は、長年のスポーツ教育の功績により春の叙勲で「瑞宝中綬章」を受章、6月27日に皇居に参内、天皇から労いのお言葉を受ける身の上、同29日には80歳(傘寿)の誕生日を迎えるとあって、さらには早大運動部の優勝慶事も加わり、連日の祝賀、酒宴に少々お疲れ気味。とは言え後7日で80歳のこのタフネスぶりは、やはり勲章ものです。(報告&写真:松谷富彦)



2011年度[夏の楽農会旅行会](11.6.2~3.)


★楽農会恒例の2011年度「初夏の旅行会」(1泊2日)は、高麗川のせせらぎを聞きながら奥武蔵・吾野のログハウスで一泊、翌日は秩父の宝登山神社詣でと長瀞(荒川)を探勝する懇親の旅を楽しんできました。

★旅の前日は菜園の共同作業日、小松菜の間引き、追肥、きゅうりの蔓用のネット設置、とうもろこしの防鳥対策などにメンバー6人(村上さんは体調を崩して欠席)がきっちりと汗を流しての旅立ち。

◆いざ、梅雨空を撥ね退けて秩父の入り口、吾野の里へ

★梅雨空の2日午後1時過ぎ、西武池袋線所沢駅ホームに土子良治師匠、古林繁会長、伊藤順藏、松谷富彦、中村泰三、小山雄一、そしてはるばる湯河原から駆け付けた名誉会員の大屋元治の7名が勢ぞろい。湯と宴会に胸はずませて、飯能乗り換えで吾野へ。

★迎えのマイクロバスで高麗川沿いに山襞の道を走ること5分、埼玉県の県営施設「あじさい館」。堂々たる本館でチェックインした後、高麗川沿いに建つ特約のデラックス・ログハウス「顔振」(こうぶり)へ。この間、幹事の小山、助っ人の中村の若手(楽農会の60代は2人だけ)が、部屋用の地元焼酎、缶ビールをしっかり購入。

西武線吾野駅で迎えのマイクロバスを待つ あじさい館

◆宿に着いて乾杯、湯上がりに乾杯、食事で乾杯、部屋に戻ってまた乾杯

★3棟あるログハウスの一つ「顔振」(顔振峠に由来)が、今夜の楽農会ご一行様宿舎。まずは前途を祝して用意の缶ビールで乾杯。浴衣に着替え、本館の大浴場ですっきり、さっぱりと体調を整えた面々は、本館レストランでの宴会開始までの1時間半を待ち切れず、万緑の中に建つログハウスに戻り、再び地元の名品焼酎、酒の試飲会を開始しました。

ログハウス「顔振」 ログハウスに入室、前途を祝して乾杯
湯上りで飲むビールの味も格別と伊藤長老 まあ、楽しく飲みましょう

★午後6時半、館内放送で本館レストランへ。料理はいろいろ現れ、並びましたが、アルコールに気を取られた筆者は、何を食ったかは、おぼろ…。面々、ログハウスに引き上げてからも1時間ほど飲んだ後、4人はベッドにばたんきゅー。

★土子師匠と小山幹事の2人だけが、本館のカラオケ・ルームへ出かけ、各人5曲ずつ高唱したと、翌朝、報告あり。50~60人が入れる巨大カラオケ・ルームで、当夜、歌っていたのは、全宿泊客の中で、われらの2人だけだったとのこと。

◆万緑の中を早朝散歩、高麗川のせせらぎに鶯の声

★翌朝7時前、目を覚ますと天気は快晴。幸い前夜の深酒の後遺症もなく、デジカメ片手に高麗川沿いを散策。古林、大屋、中村、小山のみなさんと合流して、山道の参道を登り、朝日稲荷総本社の社殿にお参り、ウグイスの鳴き声を楽しみながら下山。

ガマズミ(莢蒾) ログハウスの裏を流れる高麗川
スイカズラ科ガマズミ属
ログハウス前から吾野の山を望む
ナツツバキ(夏椿 別名:娑羅樹) <参考>ナツツバキ(wikipediaから)
ツバキ科ナツツバキ属 ツバキ科ナツツバキ属
エゴノキ(別名:萵苣の木) エゴノキ
エゴノキ科エゴノキ属 エゴノキ科エゴノキ属
ヤマボウシ(山法師、山帽子) サクラ(桜)
ミズキ科ミズキ属 バラ科サクラ属
朝日稲荷総本社登拝口 ウグイスの鳴き声を聞きながら参道の石段を登る
山頂の社殿までもう少し 社殿で拝礼する面々

★温泉に浸かった後、伊藤長老が広いベランダで先行していた朝ビールの仲間に加わり、館内放送の呼び出しを受けて本館のバイキング朝食へ。全員、しっかりと腹ごしらえ。10時半のチェックアウトまで湯に入りに行ったり、飲みなおしたり各人思い思いに時間を過ごし、マイクロバスで吾野駅へ。

お目覚めの朝ビールで乾杯! 全員揃って記念写真
あじさい館の玄関前で

武甲山(標高1304m) 秩父市内からみた武甲山
山の北側が良質の石灰岩鉱床で可採鉱量は推定約4億トン

◆長瀞の舟下りは増水で中止、巨岩上を散策して、宝登山へ

★11時前、吾野駅から西武秩父駅、ここから5分ほど街中を歩いて秩父鉄道お花畑駅で長瀞へ出発。幹事の手配では長瀞名物の舟下りの予定でしたが、荒川が梅雨の増水で運行中止となり、巨岩(長瀞式結暴片岩)の上を歩いた後、駅前から約500m先の宝登山(標高497m)へ向かいました。

長瀞(荒川) 増水した長瀞(岩は結暴片岩)
キショウブ(黄菖蒲) キショウブ
ショウブ科ショウブ属 ショウブ科ショウブ属
[思い思いに長瀞の景観を楽しむ面々]

★「登頂は遠慮して、一杯やりながら待つ」と言う土子師匠を山麓の秩父鉄道経営の大食堂に残し、6人はまず秩父神社、三峰神社と並ぶ秩父三社の一つ宝登山神社に参拝。少し歩いてロープウエイで山頂へ、となったとき、誰からともなく「師匠と合流して地酒を飲もう」と言うことで、登頂を急遽取りやめて食堂へ直行。

宝登山神社の鳥居 社殿

★寂しく飲んでいた師匠もにっこり、ビールと地酒「秩父錦」で何度目かの乾杯をして、温泉と酒の旅を楽しく締めくくりました。(報告と写真:松谷富彦)

[余談]☆今回の懇親旅行では、二つの明るい話題で大いに盛り上がりました。

 ☆一つは楽農会の最長老で小平稲門会長でもある伊藤順藏さん(早稲田大学名誉教授)が、東日本大震災でのびのびになっていた「春の叙勲」で、スポーツ教育分野での功績により「瑞宝中綬章」を受章されること。今月(6月)下旬、所管大臣から勲章伝達を受けた後、皇居に赴き、天皇に拝謁してねぎらいの言葉をいただくのだそうです。

瑞宝中綬章(左 略章)

 ☆吾野の宿で、叙勲を肴に祝杯の数を重ねたのは、言うまでもありません。先生、おめでとうございます。ちなみに伊藤長老の今月は、叙勲に加え傘寿を迎えられるので、祝賀会ラッシュが続きそうです。

☆もう一つの明るい話題は、中村さんが「農業管理士2級」の資格試験に挑戦するため、“60の手習い”で目下猛勉強中と酒の席で告白。早速、博識実践派の土子師匠、古林会長、湯河原で猿害に悩まされながら畑仕事に精進している大屋OBらの応援講義と特訓が缶ビール片手に始まり、初挑戦での2級取得も夢ではなくなったムードに。

☆楽農会は、かくしてよく学び、よく土に親しみ、よく飲むことを実践する強力集団をめざし、精進していきたいものです。(松)

         



[11年2月23日](晴れ)&3月2日(曇り) (共同作業日)

★前週(2月23日)は「メークイーン」、今週(3月2日)は「北の光(あかり)」とジャガイモの植え付けを中心に農作業を行いました。ジャガイモの2種播きは、ここ数年来の定番で各3kgの種薯をそれぞれ包丁で半切にし、断面に木灰を塗布した後、土子師匠の指揮の下、予定通り作業を終了。収穫目標は、例年の余勢を駆って2種合わせて70kg以上を皮算用しています。

種薯(1個を半切にし、断面に木灰を塗布) ジャガイモの植え付け作業

★先週に続いて今週の作業日も大根、葱のほかほうれん草、春菊、小松菜など葉物野菜を収穫、思い思いに持ち帰りました。

★2日は正午前に作業を切り上げ、毎回恒例の「ティータイム」。その最中に菜園のオーナー、小林秀雄さん宅での4月の統一地方選挙の選対会議に出ていた坂本哲之助さん、山口勝さんが顔を出し、しばし歓談しました。(報告&写真:松谷)


[11年1月20日](冬晴れ 風やや冷たし 共同作業日)

★堆肥作り組と里芋掘り組に別れて作業開始。サトイモは昨年から持ち越しの2畝の掘り出しですが、表土から厚さ3~5cmが氷結。ぞろぞろと現れるはずのイモは、掘れども掘れども現れず…。それでもようやく7kgほどの親イモ、子イモを収穫。だが、親イモのほとんどが霜害を受けており、惨憺たる収穫結果になりました。

★ショウガ掘りもやりましたが、こちらも植えた種ショウガの3分の1の収穫。やはり昨夏の猛暑と1月に入ってからの寒気の影響でしょう。そんな中で共同畑、個人畑ともダイコンだけは、例年以上の豊作。ス入りもほとんどなく形のいい青首ダイコン、おふくろダイコンが育ち、希望の灯を灯してくれました。

★それでも余裕の造形か、村上、小山、中村3氏の個人畑からは“見事な変体(変態にあらず)”作品が登場。早速、証拠いや記念撮影をして、広く公開することとしました。以下、その変体ぶりをご鑑賞下さい。(報告&写真:松谷)


お色気も怪奇もありの大根引き]
1株で4本の“多産大根”を収穫した小山さん チンチンも数に入れると合わせて5本!
「ここがその、ちょっと危ないですナ。ふひひ」 お色気大根を抱く小山さん
   中村さんが育てた正常(左端)、変体ダイコン   
重さが左から 2.2Kg 1.2Kg 3.7Kg 1.2Kg 1.7Kg
村上さんの生産物は、どう見ても“怪奇大根” 「こんなのを持って帰ると、かみさんに叱られるだろうな」


[11年1月12日](冬晴れ 風やや冷たし 共同作業日)

★新年明けましておめでとうございます。きょうは楽農会の御用始め。土子師匠、古林会長、伊藤、村上、小山、中村、松谷の7名がまずまず元気に菜園に顔を出し、早速、ニュー堆肥プールへの落ち葉の積み込み、コヌカ,鶏糞の散布作業と菜園の作物点検の作業に取り掛かりました。

★この日はサトイモの未収穫畝の穫り入れの予定でしたが、来週行うことになり、葉菜の鳥害拡大を防ぐビニール掛けやネギ、ダイコンの土寄せなどで作業終了。

[10年12月8日](冬晴れ 暖か 北風少々強し 共同作業日)

★師走に入ってからも、東京は季語を借りるなら「冬うらら」「冬ぬくし」の暖冬が続いています。8日の共同作業日は、朝までに夜来の雨も上がり、前々週から作業開始時間も午前9時だったのが1時間繰り下がって、午前10時から休養仲の会員2人を除くフルメンバー7人が集合。

★この日の主要な作業は、約7年間使ってきた旧堆肥プールを撤去した跡地での新プール作り。総監督は理工学部出身の土子良治師匠(前楽農会会長。10月の楽農会総会で古林繁副会長が会長に就任したのに伴い、新設の初代「師匠」を襲名)、設計を同じく理工出身の中村泰三会員が担当して作業を開始。両理系OBの指揮、指示に従い、楽農会では一介の会員である伊藤順藏小平稲門会長、小山雄一会員が(駄)しゃれを飛ばしながら作業に当りました。

堆肥プール建設作業 仕上がり具合を点検する理工OB組 完成してにっこり

★囲い板運びなど当初作業に加わっていた古林会長と村上政徳、松谷富彦両会員は、“船頭多くして…”を避けるためと、本日全員が持ち帰り予定の大根、蕪、九条葱、小松菜、生姜の穫り入れへ。北風がきついものの温暖な気温のお陰で、菜園の作業も順調に進み、収穫した大根と蕪の洗浄や7人分の山分け作業も早々と終了。

大根畑 九条葱畑 葉物畑

★このころには堆肥プールも出来上がり、収穫組も加わって収集、蓄積しておいた落ち葉、学校給食の残飯の乾燥肥料が入ったゴミ袋の搬入作業を全員で行いました。

落ち葉、残飯乾燥肥料の搬入 米糠を混ぜ、たっぷり散水 堆肥の床作り
鴉に残飯の乾燥肥料を食い荒らされぬようシート掛け 新プールの初日作業は終了

★全作業が一段落したところで、本日の収穫野菜を前に久しぶりに記念撮影。来週の共同作業日は、里芋掘り(11月20日に行われた小平稲門会BBQパーティの豚汁の具材に提供したのと同じ里芋)と軽トラックを使って玉川上水などでの堆肥用落ち葉集め、そして24日に収穫祭を兼ねた恒例の忘年会を行うことを決めて解散しました。(報告と写真:松谷)

見事に育った大根 収穫野菜の仕分け
収穫野菜の前で記念撮影


[10年10月13日](秋晴れ 共同作業日)

★夜来の雨も上がり、集合時間午前9時の定刻に菜園入りした中村さん、5分すぎてもメンバーが1人も来ないので慌てて新会長、古林さんに携帯電話。その最中に松谷続いて村上両名が到着。作業日が変更になったのにはあらず。休養組(2名)のほかに所用で伊藤、小山両氏が欠席したためのびっくりでした。

★古林会長、土子師匠が姿を見せるころには、両リーダーから前もって指示のあった共同畑2枚のカキ菜、ホウレンソウ、コマツナの種まきも進み、寒冷紗のベタ掛けで仕上げ。後は、それぞれが個人畑の手入れをして、新指導部体制も順調に始動しました。
(報告&写真:松谷)

種まき作業が終了した畑に立つ土子師匠と古林会長

[菜園の雑草とコスモスとチョウ]
カタバミ(片喰) カタバミ
カタバミ科カタバミ属 カタバミ科カタバミ属
トキワハゼ(常盤爆) コスモス(別名:秋桜)&ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)
ゴマノハグサ科サギゴケ属 タテハチョウ科ツマグロヒョウモン属


[10年10月6日](秋晴れ 第7回楽農会収穫祭)

★本日は共同作業日ですが、午後5時から「虎居」で10年度楽農会収穫祭を行うため、午前中の共同作業はお休み。作業は自主判断でということで、午前11時ごろ筆者(松谷)が個人コーナーのダイコンとハクサイの水遣りに行ったら、古林さんも見回りに姿を見せていました。共同畑のダイコンの葉がなぜか虫に食われ、???と二人で困惑。

★午後5時すぎ、会長の土子さん、共同責任者の古林さん、メンバーの伊藤、村上、中村、小山、松谷、そしてオーナーの小林(秀)さんが揃ったところで、収穫祭が開会。パーティーに先立ち、平成15年(2003)の創部以来7年間の長きに渡って菜園運営の指導者を務めてきた土子さんが、一身上の都合で会長を退き、古林さんの二代目会長就任を満場一致で承認。これに伴い、財務・会計担当が古林さんから中村さんに引き継がれました。なお、楽農会随一の“菜園博士”の土子さんは、会長引退後も指導者として畑作指導に当ってもらうため、「師匠」の役職を新設、就任がこれまた満場一致で承認されました。


土子師匠(前会長) 古林新会長

収穫祭パーティは、もちろんなごやかに賑やかにビールから始まり、日本酒、焼酎と虎居おまかせ料理で盛り上がり、午後9時前に終了しました。(報告&写真:松谷富彦)

収穫祭を祝う楽農会の面々(「虎居」で)


[10年8月11日](晴れ 猛暑やや微風)

★立秋を過ぎても猛暑が続いていますが、菜園の共同作業日の11日、9人のうち6人が集まり、あっという間に繁茂する害草取りに汗を流しました。

★猛暑を肥やしにしているように、取っても取っても枝葉を広げるのは、ポーチュラカの母種、スベリヒユ(滑?)。長円形で肉質の葉を持つ重量感のあるスベリヒユは、東北地方では茹でて芥子醤油で山菜のように食べることもあるとか。

スベリヒユ(滑?) スベリヒユ
スベリヒユ科スベリヒユ属 スベリヒユ科スベリヒユ属

★半月前に種を蒔き、日除けをした上、担当者が毎日水遣りをしたキャベツとブロッコリーが全滅。猛暑で撒いた水が湯に変わり、茹だってしまったのが原因で、プロのオーナーの畑でも同じ運命を辿ったことが分かりました。散水が熱湯に変わるとは、まさしく異常気象ですね。(報告&写真:松谷富彦)

全滅したキャベツ、ブロッコリー畑を鋤き返す面々 ナス(茄子)
ナス科ナス属
ゴーヤ(別名:蔓茘枝、苦瓜) ゴーヤ
ウリ科ツルレイシ属 ウリ科ツルレイシ属
オクラ(別名:秋葵) オクラ
アオイ科トロロアオイ属 アオイ科トロロアオイ属
ゴマ(胡麻) ゴマ
ゴマ科ゴマ属 ゴマ科ゴマ属


[10年7月22日](晴れ 猛暑日)

★明日(23日)の「大暑」を待たず連日続く猛暑日にもめげず、第3木曜日の22日は楽農会の共同作業日。定刻の午前9時に4人が鈴木町の菜園に集合。少し遅れて土子師匠も顔を出し、この日は病後養生や所用で欠席の4人を除く5人でジャガイモ(メークイン&北あかり)の穫り入れを中心に炎天下の作業をしっかりとこなしました。

段ボール箱の底の表記 
<祝 平成22年夏 じゃがいも収穫 100kg超達成 楽農会>

奥の左右がメークイン、手前の左右2列が北光(きののあかり)

★6月30日の試し掘り、先週(14日)の2回目の穫り入れに続き、この日は残り3分の2の収穫を実施。3回の作業で楽農会の悲願の目標100kgを2kg超える収穫を達成しました。内訳は中村さん作成の下記データでどうぞ。

★データ表から分かるように種イモ6kgから実に17倍の収穫を上げたことになります。メンバー9人の平均年齢72.5歳の高年齢同好会の「老人力」もまだまだ捨てたものではない、と一同自画自賛している次第です。(報告&写真:松谷富彦)

収穫したジャガイモを前に土子師匠“喜びのポーズ” 恒例の収穫記念写真

穫り入れ日 収穫量
第1回(6月30日) 17.9kg
第2回(7月14日) 21.0kg
第3回(7月22日) 63.2kg
(内訳:メークイン26.1kg
     北あかり37.1kg
収穫合計 102.1kg
種イモ6kgを1畝9個×9畝を植えての収穫



[10年6月30日](薄曇り)

★30日の共同作業日参加者は、病後療養者と所用欠席者を除く5名。畑の草むしり、追肥、堆肥起こし、共同畑のトウモロコシや個人畑の作物の穫り入れを行った後、ジャガイモの試し掘りをメークイン、北光各1畝ずつ行った。メークイン約8kg、北光約11kg、どちらも例年に比べやや小粒の印象だったため、土子師匠の提案で、残る7畝については後1~2週間のさらなる肥育で収穫目標100kg達成をかけることになった。(報告&写真:松谷富彦)

試し掘りのジャガイモと穫り入れた野菜を前に 穫り入れを延期したジャガイモ畑
個人畑の手入れをする土子師匠(奥ではゴーヤの棚作り) 個人畑の追肥作業をする小山さん
ミニトマト 穫り入れた野菜いろいろ
キュウリ サトイモ畑


[10年6月2日](晴れ)

梅雨の季節を控えたこの日は、文字通り薫風が菜園を駆け抜ける爽やかな農作業日和。土子師匠ら4人が家事都合などで欠席したため、古林サブリーダーの指示のもと、5人のメンバーで堆肥プールの天地返し(これが超重労働)や実を付け始めたナス、トマトなどのアブラムシ駆除(薬剤散布)、サトイモの補植作業を行いました。

ジャガイモ畑 トウモロコシ畑
ダイコン、カブ、カベツ、モロッコインゲンなどの畑 サトイモ畑

★今季は天候不順(低温)の影響で育ちが心配されたジャガイモ、サトイモ、トウモロコシなども5月後半から持ち直し、このまま推移すれば例年並み以上の収穫が期待できるところまできました。ダイコン、カブ、葉物野菜、トマト、ナス、豆類も元気に育っており、一同ほっとしているところです。

トマト ナス

◆ジャガイモ、ナス、トマトは、ナス科3兄弟!!

★ところで皆さん、ジャガイモ、ナス、トマトが植物分類学では、ナス科ナス属の野菜だということをご存知でしょうか。つまり、出自を同じくするナス一族の親戚野菜で、言うならば“ナス家3兄弟”なんです。へー?!と思う方も、菜園に咲く3つの花の蕊(しべ)の形が、どれもよく似ていることで納得できるのではないでしょうか。(報告&写真:松谷富彦)

ジャガイモの花 トマトの花 ナスの花


[10年3月13日](晴れ)

★10日の定例共同作業は、前日降った雪のため急遽中止。振り替え作業が、ようやく春本番の陽気になった13日に行われました。メンバー9人中5人が欠席、強い風が吹き付ける中、出てきた4人で共同菜園、個人菜園の新たな縄張り作業をしました。

メジャーを使い、cm単位で測地 区画識別のトラロープを張っていく理工組の中村さん

★2週間前、約60坪の菜園全体をトラクターで土起こした後、整地した地表には花径2mmほどの小花を付けたナズナが点々。畦道もウシハコベ、オドリコソウが小花を開いています。畑にとっては、“害草”。ごめんよ、と可愛い連中を抜き取り、トラロープ(黒黄ロープ)で区画作りをしました。

ナズナ(薺 別名:ペンペン草) オドリコソウ(踊り子草)
アブラナ科ナズナ属 シソ科オドリコソウ属
ウシハコベ(牛?縷) ウシハコベ
ナデシコ科ウシハコベ属 ナデシコ科ウシハコベ属

★すでに先週種薯を植えたジャガイモに続き、来週からはトウモロコシの種蒔き、仮移植してあるネギの移し替えなど作業スケジュールが目白押しです。(報告&写真:松谷富彦)



[10年3月3日](晴れ)

★昨年(09年)12月17日以来2カ月半ぶりに活動状況の報告をさせていただきます。

★季節に従い、生き物である野菜作りに励む楽農会ですから、同好会コーナーへの報告をご無沙汰していた間も冬眠していたわけではありません。年末年始を除くと、毎週水曜日(第3週だけ木曜日)の共同作業日は雨天(小雨招集あり)以外は、リーダー土子良治師匠(30理工)の指示の下、一糸乱れない農作業を続けています。

[2月24日] 8年前の楽農会創部以来初めて、借用している約60坪(200㎡)の菜園を一括して、農業用トラクターで本格的な土壌の鋤き返しを実施。1枚畑になったところで、土子師匠、中村泰三さん(41理工)の理工2人組の指揮の下、精密な区画割りを行いました。

トラクターで鋤き返しを終えた菜園 cm単位で区画割り作業
杭打ち作業をする伊藤、土子両長老 60代の若手、小山さんもトンテントンテン

[3月3日] 新区画割りから1週間後の3月3日、植栽第1号として、ジャガイモの種蒔き作業に7人の出席メンバーが汗を流しました。堆肥、化成肥料、石灰の下拵え、畝掘り作業に続いて、種用のイモを各2分の1か3分の1に切り、切断面に防腐の木灰を塗った種イモを等間隔に畝に置いて行く作業。

伊藤先生は施肥用の混合作業 施肥用の混合作業中の古林さん
施肥作業 施肥作業
切断面に防腐の木灰を塗った種イモ(北の光) 畝に等間隔で種イモを置いていく
メジャーで種イモの間隔の確認作業をする中村さん メジャーで間隔の確認作業
きれいに畝に置かれた種イモ(メークイン) 土子師匠自ら種イモの土かけ作業

★種用に用意したジャガイモは、メークイン、北の光(あかり)各3kg。これをそれぞれ50個ずつに切断、合計100個の種イモを植え付け、この日の作業は無事完了。ちなみに1昨年の収穫量は70kg超。昨年は70kg弱。今季は100kgを目指していますが、さてどうなるか、結果が楽しみです。(報告&写真:松谷富彦)



[09年12月17日](快晴)

★きょうはリハビリ、カゼひき、目の軽い手術などで4人が欠席したものの、土子師匠、伊藤順蔵会長の両長老を含めて5人が顔を出し、1週間順延の公園からの落ち葉集めと堆肥作りに励みました。

★小林オーナー宅の軽ライトバンを借り、鈴木町の公園からゴミ袋詰めの落ち葉約30袋を回収。予め空けておいた堆肥プールに落ち葉→こめぬか→落ち葉→油粕→落ち葉→こめぬか、の順序で発酵を促す水をかけながら詰め込み作業に汗をかきました。

ビニール袋から落ち葉の取り出し→ 落ち葉を平らに敷き詰め→
コメヌカを被せ、発酵促進の散水→ 落ち葉は、次週までに目減り→また追加

★一方、共同畑の九条ネギとハクサイを持ち帰り用に収穫。筆者(松谷)の個人畑から引き抜いたオフクロダイコンは、先々週の古林さんの“ビッグサイズ”に負けない大物で、先例に倣い早速記念写真をショット。サイズは、長さ60cm(古林ダイコン65cm)、胴回り36cm(同30cm)、重さ5kg(同記録なし)でした。

持ち帰り用の九条ネギとハクサイ ずっしりと重いオフクロダイコンを収穫した筆者

★2時間半の作業を終え、小山さん持参の鳥取産芋焼酎と中村さんが小型の携帯用魔法瓶に入れてきたお湯割り焼酎をハクサイの漬物(中村さんちで漬けた共同畑の作品)などを肴に軽く一杯やって、解散。(報告&写真:松谷富彦)


[09年12月9日](薄曇り)

★土子師匠が体調不良で欠席するとの連絡があり、この日予定していた近隣の公園を回っての堆肥用落ち葉集めは次週の共同作業日に変更。急遽、堆肥プールの昨年仕込んだ古い堆肥の移し替え作業を出席の6人で行いました。

★作業は1時間足らずで終了。先週、古林さんが個人畑で収穫した長さ65cm、胴回り32cmのダイコンを油揚げと蒟蒻で炊き合わせた煮物を賞味することに。実は、土子師匠が密かに古林さんに所望、本来なら師匠が持ち帰って賞味するはずが、当人の欠席で思いがけず6人が余慶に預かることになった次第。

★そうと決まると、携帯ガスコンロと鍋、椀を小林オーナー宅から借り出し、中村さんが自転車を飛ばしてイモ焼酎を誂えに近所のスーパーへひとっ走り。炊きダイコンを肴に昼前の酒盛りとなりました。昆布と味醂、酒の出汁がよく滲みたダイコンの炊き合わせは、もちろん☆☆☆でした。(報告&写真:松谷富彦)

椀に盛り分ける古林さん 美味だった鹿児島イモ焼酎「小鶴くろ」
温かい炊きダイコンと湯割り焼酎で思わずにっこり


[09年12月2日](快晴)

★本日は午前10時、土子良治師匠以下6名が畑に参集。前週うっかりして種イモを残さずに分配、持ち帰ったサトイモの形のいいものを各人が返納、小林秀雄オーナーの地下貯蔵庫に無事預托しました。

★この日は、ハクサイ、ダイコン、ネギ、シュンギクなどを収穫。古林繁さん(33商)の個人畑からは、長さ65cm、胴回り32cmの見事な直根のダイコンがとれ、早速、土子師匠と並んで記念写真に納めました。

★来週(9日)は、年末恒例の落ち葉回収。軽トラックを使って、地域公園回りで落ち葉を集め、堆肥作りを行う予定です。(報告&写真:松谷富彦)
美形ダイコンを誇示する古林さん(左)と土子師匠


[09年11月6日](快晴)

★楽農会恒例の収穫祭。午前11時、土子良治師匠(30理工)以下メンバー7名(2名欠席)と名誉会員の大屋元治さん(30商)が、会場設営、料理の仕込み、買い出しのため勢ぞろい。菜園脇の会場設営班と50m離れた菜園オーナーの名誉会員、小林秀雄さん(37商)の炊事場を借りた野菜仕込み班に別れて設営に取り掛かりました。

★会場に張る紅白幕、バーベキュー用具一式は小林オーナーから借用、各員まめまめしく働き、小林夫人差し入れのけんちん汁の大鍋、各種漬物、、古林繁さん(33商)が前日から自宅で炊き上げてきた菜園産ダイコンの煮物、2人組幹事の中村泰三さん(41理工)が土子師匠、伊藤順蔵さん(29政経 小平稲門会長)のたっての要請で、あちこち探し回って購入してきたムロアジのクサヤ、村上征徳さん(35政経)が仕入れてきたカルビ、もう1人の幹事、小山雄一さん(43法)の夫人手作りのラッキョウ漬けなどがつぎつぎと卓上に並びます。書き落としたら大変!土子師匠が魚スーパー角上で仕入れてきたサンマ12匹も。

宴の前に「はい、チーズ!」 小林夫人(左)と焼き肉担当の婿さんジュンちゃん

★アルコールは、ビール、焼酎、日本酒が呉越同舟でずらり。正午すぎ、宴は燦々と降り注ぐ晩秋の日差しを浴びながら、小林夫妻、お婿さんで農業の後継ぎになった婿さんのジュンちゃんも加わってにぎやかにスタート。楽農会菜園で初挑戦の塩茹でピーナッツが、酒のおつまみで登場、「味すこぶるよし」と全員自画自賛の出来栄えでした。もちろん、焼き上がった“黒焼きサンマ”には、畑から抜いたばかりの青首ダイコンのオロシがたっぷりとかけられて、それぞれの胃の腑に収まりました。(報告&写真:松谷富彦)

4日、収穫したピーナッツを手に(左から土子師匠、古林さん、中村さん)

★追伸:楽農会の収穫祭は、4年前から会員と名誉会員だけが参加するクローズドショップ方式で行ってきました。その前までは小平稲門会会員に門戸を開いていましたが、一部参加者の配慮を欠いた言動により、内輪の行事に切り替えたためです。しかし、この1、2年来、稲酔会や花見会、夏の集いなどの席で、収穫祭参加希望の声が高まっていました。小平稲門会幹事長団からの打診と要請もあり、2010年の収穫祭から参加希望会員に再び開放することになりましたので、ご報告します。(報告&写真:松谷富彦)



[09年10月28日](晴れ)

★前週に続いて、10月28日の共同作業日も秋晴れの爽やかな耕作日和。この日も師匠、土子良治さん(30理工)の指示の下、カブ、サトイモの取り入れとモンシロチョウの産卵防止用にキャベツ、ハクサイ、ダイコン畑を覆っていたネットの撤去、追肥などを出席メンバー6人で手際よく処理。

★前回同様、サトイモは6株だけ掘り出しましたが、どの株も親イモに形のいい子イモがびっしり付いていて、合計約100個。カブも共同畑と伊藤順蔵さん(29政経)の個人畑の間引き分をあわせて、これまた100個余りを収穫しました。そして、中村泰三さん(41理工)初挑戦のゴボウを小ぶりながら約20本取り入れできました。

作業風景 初収穫のゴボウを手にする中村さん

★来月6日は、オーナーの小林秀雄さん(37商)夫妻と名誉会員の大屋元治さん(30商)を招いて、恒例の楽農会収穫祭です。当日の楽しい宴の模様は、当コーナーでご報告いたします。(報告&写真:松谷富彦)
♪BGM:Chopin[Nocturne2]arranged by Pian♪
表紙へ