♪3月16日、小平市中央公民館ホールで、「第4回東日本大震災
復興支援こだいらチャリティ・コンサート」が開催されました。私は「このチャリティ・コンサートも第4回目になるのか!」という感慨に耽りつつ、「しかし、4年目だから空いているだろう」と思ったのが間違い。開場時間の少し前に出掛けると、ナ、なんと既に開門を待つ人の列が二階の廊下をほぼ一周。長い行列の後ろにつき、ぎりぎり何とか席を見つけたが、後から来た人は立席である。このチャリティ・コンサートの人気振りに驚かされました。
♪このコンサートは、「東日本大震災」の直後、小平在住のオペラ歌手、下村雅人氏の呼び掛けに二期会、藤原歌劇団の歌手が呼応、これに男性合唱団「KKメンネル」ほか地域の合唱団が協力して「復興支援チャリティ・
コンサート」として実現したもの。但し、こういう企画は継続させるのが難しく、第1回から応援している私ですが、正直、4回も続くとは思いませんでした。「継続は力」と言うが、これはその良い見本といえます。
♪大震災で命を失われた方々への黙祷の後、コンサート第一部は、コーラス。まず最初に出演者全員で「花は咲く」を歌い、合唱は小平稲門会会員4名が参加している「KKメンネル」がトップバッターで登場、「団歌」「威風堂々」「三崎のうた・Ⅰ、Ⅴ」「斉太郎節」の5曲を披露。男性合唱らしい迫力にあふれ、会場から大拍手を浴びました。
♪続いて女性合唱団「ぐみ」。「見上げてごらん」など3曲。こちらは創立46年という歴史を誇る合唱団ならではのすばらしいハーモニーでした。
♪3番目に登場した「エルム」は混成合唱団。「アンパンマンのマーチ」などを仕種も加え、楽しい合唱で喝采を浴びました。
♪最後が女性だけで編成された「金管アンサンブル」。音大生の若々しい演奏に頼もしく思いました。
♪休憩の後の第二部は、ソロ歌手によるオペラ・アリア中心の構成。全員で歌う「フニクリフニクラ」の後、歌劇「ボエーム」や「カルメン」、「トスカ」のアリア、シュトラウスの「セレナード」、「ロリータ」などが続き、それに、「雪の降る町を」や「すみれの咲くころ」など皆の良く知った曲もあり、会場は「ブラボー!」で沸き立ちました。
♪そして、最後は、舞台・会場一緒になり、「花は咲く」の合唱。被災者の皆さんを思いながらの大合唱に、会場中大いに盛り上がりました。4度目となった〝震災復興支援“のためのコンサートでしたが、開催することにより逆に被災地の皆さんのお蔭で楽しませてもらった3時間半でした。
♪復興の遅れが指摘される「東日本大震災」ですが、一番よくないのは皆が大震災を忘れてしまうこと。「東日本大震災復興支援こだいらチャリティ・コンサート」が今後も継続して行われることを願い、協力したいと思います。
( 報告:藤田昌熙 写真:国友康邦)
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